Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

カルチャー

「がっかりしてしまうよ」 ポーランド人が日本で抱いた違和感 「とても残念」に感じた外国人の行動とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ポーランド出身で現在はイギリスに住んでいるピートさん【写真:Hint-Pot編集部】
ポーランド出身で現在はイギリスに住んでいるピートさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本では、さまざまな国から訪れる人々がその奥深い魅力に心を惹かれることがあります。ポーランド出身で、現在はイギリスに暮らす男性も、初めての日本旅行を満喫していました。しかし、滞在中に思いがけない場面に遭遇し、考えさせられる出来事があったといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

台湾での仕事後、日本へ立ち寄ることに

 ポーランド出身で、現在はイギリスに住んでいるピートさんは、今回が初訪日。2週間の滞在予定で、最初の1週間は東京、その後に大阪、京都、広島をめぐる計画です。

「仕事の都合で台湾の台北にいたんだけれど、日本はいつも行きたいところだったから、今回来たんだ。今日は東京で過ごす最後の日だから、おみやげに箸などを買おうと思って、下町情緒の残る谷根千エリアに来たんだよ」

 日本では、新鮮な発見の連続だったというピートさん。東京滞在最終日となるこの日は、散策がてら買い物も楽しんでいました。

訪日客が増える街で抱いた思い

 しかし、さまざまな場所を歩くなかで、どうしても気になる点があったといいます。

「最近、日本にたくさんの外国人が来ていると思うけれど、ただただ消費目的で来ている人たちが多いことは、とても残念だと感じるんだ。食べ物や買い物……、日本にはもっとたくさんの魅力があるのに、そうなってしまっているのを見ると、がっかりしてしまうよ」

 観光庁の2024年の年次報告書によると、2024年の訪日外国人旅行消費額は8兆1257億円と推計されています。一般客1人当たりの旅行支出は22.7万円で、売り上げ面では大きな経済効果を生んでいます。

 ただ、訪日客が増えるなかで、いわゆる“爆買い”のように買い物中心の過ごし方が目立つ場面もあり、旅先の文化や地域に深く触れないまま終わってしまうケースも。ピートさんが抱いた思いは、こうした傾向が背景にあるのかもしれません。

 旅の後半にピートさんが訪れる地も、その土地ならではの魅力があふれているはずです。日本に来たからこそできる“体験型”の旅を楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)