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「なんで人力で動かしているの?」 イタリア人がギャップに驚き 疑問を持った意外な光景とは
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日本の伝統文化は、現代社会の中に自然に息づいており、世界中から訪れる観光客に高く評価されています。イタリアから初めて日本を訪れたカップルも、旅の中で、歴史や文化を大切に残している日本の姿勢に気づいたといいます。いったい、どのような光景だったのでしょうか。
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漫画やゲームなどがきっかけで実現した日本旅行
初めて日本を訪れている、イタリア人のルチアさんとジャンマルコさん。東京を拠点に鎌倉をめぐり、その後は大阪と京都をベースに奈良や金沢にも足を延ばす、10日間の旅です。
「日本の漫画が好きだったのもあったし、ゲームに文化、食にも興味があってね」と、笑顔を見せるジャンマルコさん。その横で、ルチアさんもうなずきます。「日本に来るのは彼の夢だったし、来てみたら、私もとてもエンジョイしているわ。それに、うまくスケジュールも組んでくれて」と、すっかり満足した様子です。
東京を散策するなかで、ジャンマルコさんは印象的な光景を目にしました。
「浅草で人力車を見たんだ。僕たちは歩くのが好きだから、乗らなかったんだけど。それにしても、車がある現代社会なのに、なんで人力で動かしているの?」
人力車は、明治時代から大正時代にかけて活躍した交通手段です。現在も、日本の伝統文化を体験できるとして、浅草をはじめさまざまな観光地で、外国人観光客からの人気を集めています。
「ああ! 昔はそうやって移動していたということか。それがまだ残っているというのは素晴らしいね!」とジャンマルコさん。ルチアさんも「私たちの国でいえば、馬が車を引いているのがいまだに残っているということなのね」と、納得した様子を見せました。
10日間の日本旅行を堪能している、ルチアさんとジャンマルコさん。これから訪れる鎌倉や京都など、日本の都が置かれた街では、歴史と現代が調和した風景をさらに楽しめるといいですね。
(Hint-Pot編集部)
