日本には、海外にはない独特の文化や習慣が数多くあります。もちろん、海外では当たり前であっても、日本にはその文化がないというケースも。初めて日本を訪れたカナダ人女性は、母国にはあるけれど日本にはない、ある文化を「うれしい」と感じているそう。彼女が感激したこととは、いったいどんなことだったのでしょうか。

　◇　◇　◇

日本ならではの体験を楽しみにしているカナダ人

　カナダのモントリオールから来たポールさんとクリスさん。ともに初めて日本を訪れています。10日間の滞在を予定しており、大阪へ行く予定もあるそうですが、あまり細かいことは決めておらず、自由な旅を楽しんでいるようです。

「なんといっても文化が気になって」と、日本を訪れた理由を語るクリスさん。日本ならではの文化を体験したいという思いが、今回の旅の大きな動機だったといいます。

　実際に日本で過ごすなかで、クリスさんはカナダとの違いをいくつも発見しました。「車でもカナダは左ハンドルだけれど、日本は右だから交差点の作り自体も違うなって。たくさん違うことがあるんだけれど……」。車の運転席の違いなど、滞在中にも新鮮な驚きがあると話します

「カナダではなんでもチップがいるから」

　日本とカナダとの違いを感じているクリスさんには、とくに感動したことがあるそうです。

「うれしいのは、チップがないこと！　カナダではなんでもチップがいるから」

　外国ではレストランやカフェ、タクシー、ホテルなど、さまざまな場面でチップを支払うのが一般的な国があります。それはカナダでも例外ではないようです。サービスを受けるたびに金額を計算し、上乗せして支払う習慣は、旅行者だけでなく現地の人々にとっても負担になっているようです。

　一方、日本ではチップの文化がありません。レストランでもタクシーでも、表示された料金を支払うだけです。チップ文化圏から来た外国人にとっては驚きを感じながらも、新鮮に映るようです。

　日本の文化を体験しに来たクリスさんとポールさん。残りの滞在でも、日本ならではの魅力をたくさん発見してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）