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「1年分のエサ代を集めなきゃ!」 京大クジャク同好会が文化祭で奮闘… 12年間続く学生たちの真剣な活動が話題に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

毎年の文化祭で支えられる飼育活動

寄付のボードを真剣に見つめるサカタニくん【写真提供:京都大学クジャク同好会(@KU_peacock)さん】
寄付のボードを真剣に見つめるサカタニくん【写真提供:京都大学クジャク同好会(@KU_peacock)さん】

 文化祭での募金活動は毎年行われており、こうした出展も今回で10年目くらいになるそうです。一般の方がクジャクと触れ合うことのできる貴重な機会ということもあり、寄付を募ったり、オリジナルグッズを販売したりしています。

 今年の文化祭でも、「クジャクが1年間お腹いっぱいにごはんを食べることができて、いざという時に病院に数回行くことが出来るくらい」の寄付があったといいます。

 文化祭の出展においては主にクジャクの羽やオリジナルアクセサリー、ポストカードなどを販売。その売り上げと寄付や募金による収入があり、おかげで毎年、サークルとしてクジャクのお世話を続けることが出来ているそうです。「とてもありがたく、サークル会員一同とても感謝しております」と大平さんは語ります。

「クジャクを京都大学のアイドルにする」

 これまでの活動では、困難もありました。コロナ渦はとくに大変だったようで、満足に活動が出来ないなか、新入生も集まらず、部の存続のピンチもあったといいます。

 一方で、全会員でクジャクの成長を見守りながら一緒に過ごしている時間は、何よりもうれしいことでした。そんな学生たちの真摯な姿勢が多くの人の心を動かし、同好会の規模は大きくなり、現在は200名が在籍しています。

「クジャクを京都大学のアイドルにすることを目標に掲げています」と大平さんは語ります。

 その目標達成のために、一番はクジャクたちのお世話をしっかりして、元気に楽しく過ごすことを続けていきたいと思っているそうです。

 サカタニくんをはじめとしたクジャクたちの日常の様子は、インスタグラム(ku_peacock)でも発信されています。12年間受け継がれてきた温かな絆は、これからも京都大学で受け継がれていくことでしょう。

(Hint-Pot編集部)