色鮮やかな羽で見る人を魅了するクジャク。大きく羽を広げる姿でおなじみですが、雛を見る機会は少ないのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、頭にぴょこんと生えた飾り羽とまん丸でつぶらな目、やわらかそうな茶色の羽が何とも魅力的なクジャクの雛です。ツイッター上で6万件超の“いいね”を集めた写真について、雪印こどもの国牧場・総務企画部の石川雅人さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

7月13日に卵1つが孵化　現在はすくすく成長中！

　神奈川県横浜市青葉区と東京都町田市にまたがる「こどもの国」（@kodomo_no_kuni）は、自然あふれる子どもの遊び場。約100ヘクタールの敷地内には、さまざまな広場やプール、アイススケート場などが設けられています。今回話題になったクジャクの雛が暮らしているのは、同園内の「雪印こどもの国牧場」です。

　同牧場で暮らすクジャクたちのうち、母鳥は3羽。産卵は不定期ながら、今年4月～7月に迎えた春の繁殖シーズンには合計16個の卵を回収。そして7月13日には、そのうち1つが無事に孵化しました。

　現在、雛の体長は約25センチ。群れの仲間たちと一緒に暮らしているため名前はありませんが、スタッフさんたちに見守られながらすくすくと成長しています。その様子を収めた写真に、「2か月が経ち、人懐っこく成長しました。皆さんがお帰りになった後は、動物園内をスタッフと散歩するそうです」などのメッセージを添えてツイッターに投稿すると、6.5万件もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「めちゃめちゃきゃわわです」「初めて見ました！　クジャベビーかわいい！」「クジャクの赤ちゃんってこんなにかわいいのね」と、なかなか見ることのできないクジャクの雛に心奪われる人が続出！

　また、「どうしたのーその頭!!」「ちょんまげ（？）は子どもの頃からあるんだ！」「頭にチョボチョボ生えた飾り羽がかわいい……」「超かわええアンテナ星人」など、クジャクの雛の頭に注目が集まりました。小さな羽がぴょこんぴょこんと生えている姿は、本当にかわいらしいですね。