カルチャー
「日本は圧倒的に運転がしやすい国」 イギリス人が感動 母国との違いを感じたこととは
公開日: / 更新日:

日本を訪れる外国人観光客が、旅行中に意外な場面で日本の良さを実感することがあります。日本に来るのは3度目だというイギリス人男性は、レンタカーで各地を巡るなかで、母国との大きな違いに驚いたといいます。いったい、何に感心したのでしょうか。
◇ ◇ ◇
コロナ禍から続く日本への思い
日本を訪れるのは、今回で3回目だというウィンさん。初めての訪日は5年前で、そのときは友人たちと、レンタカーで九州などを観光しました。2度目は息子さんとともに、東京に1週間滞在したそうです。
「息子はポップカルチャーが大好きだから、2日間ずっと秋葉原に拘束されました。私はずっと、カフェでコーヒーを飲んでいましたよ」
そして、3度目の今回は、妻のメラニーさんを伴ってやってきました。メラニーさんが日本へ来るのは初めてです。
小田原や京都をめぐり、富士五湖は3日間かけて、レンタカーで回りました。ふたりとも、このときのことが深く印象に残っているようです。メラニーさんは、日本の自然美に魅了されました。
「河口湖などの人気スポットは観光客であふれていましたが、ちょっとエリアを変えるだけで全然違うんですよね。紅葉や自然が美しくて、白糸の滝や小さな神社を訪れることもできて、とても良かったです」
右ハンドルでも大違い 日本の穏やかな道路
ウィンさんは、日本で車を運転して、とても感心したといいます。
「日本とイギリスがともに右ハンドルだからというのもありますが、日本は圧倒的に運転がしやすい国ですね。誰もスピードを出しすぎないし、ブーブーとクラクションを鳴らさない。急に割り込んだり、急かされたりしないですから」
イギリスでも、クラクションの使用が厳しく制限されるなど、運転ルールは整っています。しかし、クラクションを鳴らされたり、急な割り込みにあったりすることもしばしばあるようです。一方、日本ではこうした行為が少なく、全体として落ち着いた雰囲気のなかで、譲り合いながら走ることができます。
世界的に見ると少数派の、左通行同士という共通点がある日本とイギリス。一方で、ウィンさんは、運転マナーにまったく逆の印象を受けた様子です。風景の美しさとともに、日本を走るときに感じる穏やかな空気も、楽しんでもらえるといいですね。
(Hint-Pot編集部)
