真っ赤に輝く、傷ひとつない美しいリンゴ。私たちが当たり前のように楽しめるのは、実は、農家の熟練した目と技術があってこそだと知っていますか。訳あり品を外見だけで見抜く、農家の卓越した技術が、X（ツイッター）で注目を集めています。投稿したのは果樹園のショップ店員という王将果樹園の中の人（@ohsyoshop）さん。プロならではの選果スキルの裏側について、詳しいお話を伺いました。

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「決して簡単ではありません」

「この見た目からこの訳ありを見抜く　これが農家の仕事です　決して簡単ではありません」

　そんなコメントとともに投稿されたのは、2枚の写真です。1枚目は、リンゴの軸の部分をクローズアップしたもので、軸のくぼみの周辺が少しくすんだように変色しています。

　そして2枚目は、リンゴを縦半分に切った断面。軸の根元から果肉にかけて広がる、黒ずみを伴う傷みがはっきりと確認できます。外側にはまったく異変が見られなかっただけに、そのギャップに驚かされた人も多かったようです。

　投稿は、7000件を超える“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「絶対わからな～いっ」「見分けられるの気持ち良さそう」「こういう軸のところが割れた訳ありを箱で買ったことありますが、めっちゃめっちゃおいしかったです」などの声が寄せられています。