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「いつでも素晴らしかった」 イタリア人が魅力に感動 13年ぶりの再訪で衝撃を受けた日本の“当たり前”とは

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著者:Hint-Pot編集部

イタリア人のミケーレ・パパーニョさん【写真:Hint-Pot編集部】
イタリア人のミケーレ・パパーニョさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本の街の清潔さや、秩序が保たれた光景に驚く訪日外国人は、少なくありません。また、道中で出合った日本人の振る舞いに、深く感動する人もいるようです。2度の訪日経験があるイタリア人もそのひとり。滞在中、日本の魅力をたくさん発見するなかで、とくに驚いたことがあったそう。いったい、なんだったのでしょうか。

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13年ぶりの再訪で日本の暮らしを体験

 イタリア出身のミケーレ・パパーニョさん。初めて日本を訪れたのは、2011年でした。それから13年後、2024年に再訪日。その際、学生ビザを取得し、日本の家庭にホームステイしながら学校にも通いました。

「日本人がどんな考えを持っているのか知りたくて、日本で日本語を学ぼうと思いました」

 日本の暮らしを体験し、その魅力を肌で感じることができたというミケーレさん。「街がとてもきれいで整頓されているし、日本人はみんなとても親切で優しかったのが印象的です」と、当時を振り返ります。

時間に正確な交通システムに感動

 そんなミケーレさんが、日本で最も驚いたことのひとつは、公共交通機関の快適さ。日々の移動で利用するなかで、母国との違いを実感したようです。

「電車がいつでも時間に正確で、素晴らしかったです。新幹線も好きです」

 日本では当たり前のように、電車やバスなどの公共交通機関が、時刻表通りに運行されています。遅延が発生すれば、数分の遅れでも車内アナウンスで謝罪があり、遅延証明書も発行されるほど。この正確さは、多くの人々が時間を守り、効率的に移動できる社会システムの基盤となっています。

 さらに、日本の電車は、社内の清潔さや静かさも特徴的です。乗客同士の配慮が随所に感じられ、それがどれほど快適で便利なことか、ミケーレさんは身をもって実感したといいます。

 日本での生活を通じて、ますます日本に魅了されたというミケーレさん。「今度、日本に行けるなら、北海道や南の方面の、観光客がいないところに行きたいですね」と、次の訪日に期待を寄せていました。

(Hint-Pot編集部)