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「おいしくないものに出合っていないけれど…」 ドイツ人が日本食に満足するも、レストランで「全然できなくて」困惑したこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ドイツのハンブルクから来た(左から)カーステンさんとサブリナさん【写真:Hint-Pot編集部】
ドイツのハンブルクから来た(左から)カーステンさんとサブリナさん【写真:Hint-Pot編集部】

 旅行先として、外国人から高い人気を集めている日本。独自の文化や四季折々の風景、美しい街並みなど、多くの魅力が世界中の観光客を引きつけています。初めて日本を訪れたドイツ人カップルも、充実した時間を過ごしていました。ただ、食事をする際に困ったことがあったといいます。いったい、何があったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

「ドイツでは今年、日本が旅行先として大人気なんだよ」

 ドイツからやってきた、カーステンさんとサブリナさん。ふたりとも今回が初めての日本です。1週間の滞在を予定していて、東京のほか京都や大阪をめぐるといいます。

 カーステンさんは日本を旅行先に選んだ理由について、「ドイツとは文化がまったく違うのもあるし、ドイツでは今年、日本が旅行先として大人気なんだよ。そういうこともあって、来てみたいなって思ったんだ」と笑顔で語ります。

 日本滞在を楽しんでいるふたりですが、食事をする際にある困りごとがあったようです。

スマホの翻訳機能が使えず取った“最終手段”

 以前、仕事で1年間香港にいたことがあるというカーステンさん。香港では問題なく活用できたのに、日本ではうまく使えなかったものがあったといいます。

「香港では大丈夫だったんだけれど、日本のレストランに置いてあるメニューでは、スマホのカメラを使った翻訳が全然できなくて。日本語のメニューしかないところで使ってもダメだったんだよね」

 言葉の壁を助けてくれる手段として、近年はスマートフォンのカメラ機能を使った翻訳アプリも広く利用されています。文字を撮影するだけで内容を別の言語に変換できるため、海外ではレストランのメニューや案内表示を理解する際の心強いツールとなっているようです。ただ、日本語特有の書体や縦書き、手書き風の文字が使われている場合、うまく認識されないことも。カーステンさんは、日本ならではの難しさを感じたといいます。

 メニューが読めないときの注文方法について、サブリナさんは「もう何かまったくわからないけれど、指でさして注文する。賭け(笑)」と笑いながら明かしました。カーステンさんも、「おいしいものでありますように! って祈る気分だよね(笑)。とはいえ、おいしくないものに出合っていないから、まったく問題ないんだけれど」と続けます。

 困難に直面しながらも、前向きに日本での食事を楽しんでいるカーステンさんとサブリナさん。どんなメニューかわからなくても、運ばれてきた料理はいつもおいしく、とても満足しているようです。残りの滞在でも、さまざまな日本の味に出合ってほしいですね。

(Hint-Pot編集部)