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「『新鮮だから安全』ではありません!」 農水省が注意喚起 鶏料理を楽しむために気をつけたいポイントとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

気をつけたい鶏肉の調理(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
気をつけたい鶏肉の調理(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 クリスマスには、ローストチキンやフライドチキンなど鶏料理を楽しみたいと考えている人もいるでしょう。その際、鶏肉の取り扱いには注意が必要です。農林水産省の公式X(ツイッター)アカウント(@MAFF_JAPAN)では、クリスマスに向けて鶏料理を安全に楽しむための5つの原則を紹介し、注意を呼びかけています。

 ◇ ◇ ◇

「鶏料理による食中毒は1年中発生」

 クリスマスの定番料理として親しまれている鶏料理ですが、調理方法に気をつけないと食中毒のリスクがあります。農水省は公式Xアカウントで「鶏料理を楽しむための5原則」として、家庭で気をつけたいポイントを発信。「鶏料理による食中毒は1年中発生しており、『新鮮だから安全』ではありません!」と強調しています。

 鶏肉に付着していることが多いカンピロバクターなどの食中毒菌は、新鮮な肉であっても存在する可能性があるため、鮮度にかかわらず適切な取り扱いが必要です。とくにクリスマスシーズンは家庭で鶏肉を調理する機会が増えるため、農水省は改めて注意を促しています。

 投稿では、鶏料理を安全に楽しむための5つのポイントを詳しく紹介しています。

1. しっかり手洗い
 食事の前、調理の前にしっかりと手を洗いましょう。手洗いは食中毒予防の基本です。

2. 清潔な調理器具の使用
 清潔な調理器具を使い、調理後も洗剤での洗浄に加えて、熱湯や塩素系漂白剤で消毒し、よく乾燥させましょう。

3. 中心までしっかり加熱
 鶏肉を調理するときは、中心部までしっかり加熱(中心温度が75℃以上で1分間以上)。外食の際は、よく加熱されたメニューを選ぶことも重要です。

4. ほかの食材と生肉を接触させない
 調理中、生の鶏肉と他の食材との接触を防ぐために、調理器具を分けるか、肉は最後に切りましょう。とくに、生で食べる野菜や果物、調理済みのものと接触しないように注意。

5. 鶏肉を洗わない(菌が飛び散る原因に!)
 水洗いをすると、水と一緒に菌が飛び散り、キッチンや周りの食材へ広がってしまう恐れも。ドリップが気になる場合は、キッチンペーパーなどで拭き取りましょう。

 投稿に対して、リプライ(返信)や引用リポストでは「鶏料理は日常的だからこそ、基本的な衛生管理を大切にしたい」「こういうのは大事だ」「鶏のレアチャーシューとかもってのほか」といった声が寄せられています。また、「手を洗ったあとにスマートフォンを触る人が多い気がしています」という指摘もありました。

 安全面に配慮しながら、鶏肉を使ったおいしい料理を作って、楽しいクリスマスを過ごしたいですね。

(Hint-Pot編集部)