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「これ以上ないほどぴったり」 フランス人が感動 「どの言語にも訳せない」美しい日本語とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

フランス人YouTuberのオレリアン・プダさん(スクリーンショット)
フランス人YouTuberのオレリアン・プダさん(スクリーンショット)

 繊細な感情や相手への思いやりを、ひと言で伝えられる日本語。日本で暮らしてもうすぐ10年になるフランス人のオレリアン・プダさんが、日本語の魅力を自身のインスタグラムアカウント(bebechan_france)で紹介し、注目を集めています。長年日本で生活するなかで、とくに心を動かされた言葉とはなんだったのでしょうか。

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日本語は「エモい気持ち」を表現するのにぴったりな言語

 フランス人の視点で、日本の魅力を世界に発信しているオレリアンさん。今回は、日本語の美しさに注目しました。

「お疲れ様、どの言語にも訳せないって知ってた?」

 そんな投稿文とともに公開された動画で、オレリアンさんは「僕は日本語が世界で一番美しい言葉だと思っています。フランス人の僕がそう言うとよく驚かれます」と語っています。

 さらに、「日本語は『エモい気持ち』を表現するのに、これ以上ないほどぴったりな言語だと思うんです」と話し、感銘を受けた日本語を次々と紹介。「日常の中にある言葉でも、深い意味が込められています」と説明しました。

 そうして最後に挙げたのが、投稿で綴っていた「お疲れ様」という言葉です。オレリアンさんは、これを英語で説明しようとしたことがあるそうですが、「あなたの頑張りに感謝しています」など、どうしても長い文章になってしまい、ひと言で表すのは難しかったと振り返ります。

 日本語には、ひと言で複数の感情や気遣いを伝えられる表現が数多く存在します。「お疲れ様」はその代表的な例で、ねぎらいと感謝、そして相手への配慮が自然に込められています。

 こうした言葉は、日本の“おもてなし”の精神や、相手を思いやる文化を反映しているといえるでしょう。ほかの言語に直訳することが難しい言葉が多いのも、日本語の特徴です。こうした繊細な感情表現こそが、日本語の美しさにつながっているのかもしれません。

「日本語にはまだまだ僕が知らない素敵な言葉がたくさんあります。日本に住んでもうすぐ10年になりますが、今でも新しい言葉を見つけるたびに、心が動かされます」とオレリアンさん。「ありがとう、日本。そして、日本語を話すみなさん」と感謝を述べ、これからも日本語を学び続けていきたいと、気持ちを新たにしていました。

 投稿には、「日本語って本当に美しいですよね! なくさず大切にしたい」「うれしくて、涙が……」「背筋が伸びました。あなたが美しいと言ってくれた日本語を、もう一度大切に心を込めて使っていきたいと思いました」といったコメントが寄せられています。

(Hint-Pot編集部)