恋愛・夫婦

既婚女性だけがまとう シングル女性が金を積んでも手に入らない“生活臭”という香り

著者:小林 久乃

タグ: , , ,

独身女性が手に入れられない、既婚女性だけの「香り」とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
独身女性が手に入れられない、既婚女性だけの「香り」とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 生き方が多様化する昨今、生涯未婚率は右肩上がり。既婚だろうが、シングルだろうが女性の幸福度は変わらない。それが令和を生き抜く女性のセオリー。しかし……。自分好みのフレグランスは買えるけれども、既婚者には、シングル女性が欲しくても手に入れられない「香り」があるという。どんなにお金を積んでも買えない香りを放つ既婚女性は“最強”なのか? 話題の本「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生(KKベストセラーズ刊)」の著者・小林久乃さんに寄稿してもらった。

 ◇ ◇ ◇

左手薬指の“スペシャル感”はこの世から消えた

 既婚と未婚。この2つの肩書きから見える女性の違いとは何だろうと考えた。著書「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生(KKベストセラーズ刊)」のタイトルから訴えているように、もうどちらの称号を持っていても幸福度は変わらない。正解、不正解もない。幸せの尺度は自分の物差しで決める。それが令和を生き抜く女性のセオリーだ。でも、もし1つだけ互いを羨むものがあるとしたら、それは“香り”ではないかと私なりの考えを立ててみた。

 結婚していても、明日は離婚して独身に舞い戻ってくる可能性は誰にでもある。名字が変わること、左手薬指にリングをはめることに憧れている女性は果たしてどれくらい存在するのだろうか? それより、結婚しても独身の頃と変わらないことに、自分のアイデンティティを見出している女性の方が圧倒的に多いと思う。

「あ、結婚……していらしたんですね……お子さんも?」

 そう驚かれるときは、きっと快感だ(独身のため、未経験)。

 ではどこに女性としての違いがあるのかといえば、既婚者には“生活臭”という香りがすることだ。ちなみに独身女性には、自分好みの“良い香り”が漂っている。

「え? そこ? “生活臭”なんて誰でも作れるものじゃないの?」

 そう思うかもしれないが、私が観察してきた“生活臭”は、かなりハードルが高いものだった。