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「わああ天才!」 ゲーセンの興奮を完全再現 段ボールで自作したクレーンゲームに驚きの声「絶望感が見事に再現されてて…」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「作ってほしい」のひと言がきっかけ 10歳のいとこへのプレゼント

段ボールで自作したクレーンゲーム機。精巧に作られたアームでお菓子をすくっていく(スクリーンショット)
段ボールで自作したクレーンゲーム機。精巧に作られたアームでお菓子をすくっていく(スクリーンショット)

 段ボールクレーンゲーム機を作ろうと思ったのは、10歳になるいとこからの「作ってほしい」というひと言がきっかけでした。加えてタットさん自身の「幼い頃から大好きだったゲームを形にしたい」という思いも、制作の大きな原動力になったそうです。

 子どもの頃から段ボール工作が好きだったというタットさん。これまでも回転寿司のレーンやネット上で話題の回転する猫(OIIA)ゲームなど多数の作品を制作してきました。とはいえ、この段ボール作品の制作には「およそ24時間」もかかったそうです。とくに苦労したのは、アームの動きの再現でした。

「実機では、アームが落ちる際に90度右に倒れますが、通常の仕組みではアーム自体が回転してしまいます。これをどう再現するかが難しく、ウェブで調べたり、実機を見たりしても判然としない部分が多かったため苦戦しました」

 見た目は段ボールながら、中身は本格的です。数種類のモーターをはじめ、マイクロコントローラーや入出力ポート、電源回路などを備えた電子基板が搭載されているそうです。

回転寿司のレーンまで段ボールで作ってしまったタットさん(スクリーンショット)
回転寿司のレーンまで段ボールで作ってしまったタットさん(スクリーンショット)

 タットさんは「想像以上の反響をいただけたことがうれしかった」といいます。通常は保管スペースの関係で、完成した作品はすぐに解体してしまうそうですが、今回は実際に遊んでみて楽しく、X上の反響が大きかったこともあったため、しばらく置いておき、さらなる改良や新作の制作なども考えているそうです。

 デジタルでのゲーム制作も行っているというタットさん。今月にはホラーゲームも発売予定で、詳細はタットさんのゲーム専用Xアカウント(@TaTGamesJP)で確認できます。今後の幅広い創作活動に注目が集まっています。

(Hint-Pot編集部)