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「日本人とバレないようにするゲーム」 中国語でメニューを注文→まさかの展開に… 行きつけ店での密かな挑戦に2.4万“いいね”

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

年に3、4回通う行きつけ店での挑戦

すみまるさん行きつけの台北地下街にある店【写真提供:すみまる(@AU75GM)さん】
すみまるさん行きつけの台北地下街にある店【写真提供:すみまる(@AU75GM)さん】

 すみまるさんはこのお店のリピーターで、「その年にもよりますが、年間で3、4回は行っていると思います」と話します。有名店のような際立った特徴はないものの、誰にでもおすすめできる安心のおいしさで、帰国前の最後の食事にぴったりの場所となっているそうです。

 旅行中、できるだけ現地の言葉で話す努力をしているというすみまるさん。利用頻度が高いこの店では、入店して退店するまでの流れで最後まで中国語で対応される場合と、会計時などに日本人だとバレて、日本語や英語で対応されることがあったといいます。そこで、「日本人とバレないゲーム」を思いつきました。

「自分のなかで、いかに外国人だとバレないで最後の退店までいけるかというのを意識するようになりました。結果的に自分の言語レベルを確認することにもなっていると思います」

「行くたびに台湾が好きに」

 今回は途中で日本人だとバレてしまったようですが、その理由についてこう分析しています。

「外国人が喋る日本語に多少の違和感を覚えるように、自分では流暢に喋っているつもりでも、現地の方にはその違いに気がついてしまった可能性があります。現地特有の注文方法もあるようで、それとも相違があったことも理由として考えられます」

 完璧に見えた中国語でのやり取りも、現地の人は微妙な違いを察知したようです。それでも、すみまるさんはこのゲームを通じて自分の語学力を確認し、楽しみながら台湾での時間を過ごしています。

「台湾では『優しくすることが正しいことだと教わっているから優しくする』というのではなく、体が勝手に動く自然な優しさがあるのを何度も見聞きし、そしてその自然な優しさに何度も助けられ、行くたびに台湾が好きになっています」

 今回の「負け」も、すみまるさんにとっては台湾での大切な思い出になりました。次回は、最後まで日本人だとバレずに過ごせるのでしょうか。すみまるさんの挑戦は続きます。

(Hint-Pot編集部)