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「日本ではダメよね?」 初訪日のカナダ人が気になった日本のマナー 「カナダとは違う」と感じたこととは
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礼儀や規律を大切にする日本のマナーは、訪日外国人にとって新鮮で印象的に映ることがあります。カナダから初めて日本を訪れたカップルは、滞在を楽しむなかで母国とは異なるいくつかのマナーやルールを意識するようになったといいます。いったい、どのような違いを感じたのでしょうか。
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「文化が気になる」 初訪日で感じた日本との違い
カナダのモントリオールからやってきたポールさんとクリスさん。ともに初めての日本で、10日間の滞在を予定しています。無理に具体的なプランは決めず、状況次第では大阪へ足を伸ばすかもしれないとのこと。自由な旅を楽しみにしている様子でした。
そんなふたりが日本でとくに関心を寄せているのが、日本独自の文化でした。クリスさんは「なんといっても文化が気になって」と話し、なかでも街中での日本人の振る舞いについて、カナダとの違いを実感する場面が数多くあったようです。
「私たちは歩きながら食べることが当たり前なんだけれど、日本ではあまり良くないんでしょう? せめて立ち止まって食べないとね」
クリスさんによると、カナダの日常では、街中の混み合った道でもサンドイッチやコーヒーを口にしながら歩く人の姿は珍しくない光景だそう。しかし、日本では歩きながら食べている人を見かけることが少なく、購入した店前近くで立ち止まったり、ベンチに座ったりして食べる人が多いといいます。
さらに、公共交通機関でのルールについても気になったようです。
「電車の中で話してはいけないでしょう? あ、話しても良いのね? でも電話はダメよね? そういうのはカナダとは違うんだけれど、日本に来たら日本をリスペクトしないといけないなって思っている」
日本の電車内では、会話自体は禁止されていませんが、大声を出さないことや携帯電話での通話を控えることがマナー。ふたりは母国とは異なるルールに戸惑いつつも、“郷に入っては郷に従え”にならおうとする姿勢を見せています。
残り数日の滞在も、日本の文化や習慣を肌で感じながら、素敵な思い出をたくさん作ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
