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「ドイツ語が見えて、なんだなんだ?」 母国の味が日本で愛されていることに衝撃 ドイツ人が「1年中食べるんだって?」と目を丸くした食べ物とは
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日本は、海外から伝わった文化や食べ物を独自にアレンジし、新たな魅力へと昇華させてきた国です。ドイツから訪れたあるカップルは、前回の日本旅行で、母国発祥の“ある食べ物”が日本ならではの形で楽しまれている様子を目にし、大きな衝撃を受けたといいます。いったい、その食べ物とはなんだったのでしょうか。
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韓国、日本、ベトナムをめぐる旅
ドイツのデュッセルドルフから来たエネスさんとエレナさん。韓国を拠点に旅行を楽しんでおり、日本では東京に4日間滞在する予定です。その後、ベトナムを巡ったあと、再び韓国を経由してドイツに戻る計画なのだとか。
実は日本へ来るのは今回で2度目。前回の初訪日では、沖縄をはじめ、大阪、京都、東京を観光し、日本各地の魅力をたっぷり味わいました。
「とにかく日本が大好きなの!」
エレナさんが目を輝かせる横で、エネスさんも笑顔を見せます。
「日本はとにかく見るものがたくさんあるし、到着したばかりだけれど、また絶対に来たいと思っているよ」
“本場”ドイツではクリスマスの特別なお菓子
そんなふたりが、前回の日本旅行で驚いた体験がありました。
「ドイツ語が見えて、なんだなんだ? って思ったら、バームクーヘンって書いてあったから買って食べたんだ。おいしかったよ」
エネスさんはそう振り返ります。バームクーヘンは約100年前、ドイツ人菓子職人カール・ユーハイムによって伝えられ、日本で独自の発展を遂げてきました。日本では、年中楽しめる人気のお菓子のひとつですが、ふたりによると本場ドイツでは食べる日が限られているそうです。
「ドイツではクリスマスのときにしか食べないの」とエレナさんが言うと、エネスさんも続けます。
「そう、それでだいたいチョコレートでコーティングされているんだよ。日本では1年中食べるんだって? おもしろいよね」
母国の伝統的なお菓子が、海を越えた日本で愛されている様子を目にしたエネスさんとエレナさん。今回は短い滞在ですが、日本での時間を存分に楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
