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「言葉を失いました」 アメリカ人が日本のクリスマスの美しさに感動 「アメリカでは見たことありません」と驚いた意外なものとは
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真っ白な生クリーム、真っ赤なイチゴ、繊細な飾り付け――日本のクリスマスケーキは、もはや食べ物の域を超えた芸術作品といえるかもしれません。アメリカ人YouTuberのジェイソンさんは初めて日本のデパ地下でクリスマスケーキを目にしたとき、その美しさに驚嘆したといいます。すでに8回の訪日経験を持つジェイソンさんに聞く日米クリスマス文化の違い。日本のクリスマスケーキと、街を彩るイルミネーションについて、アメリカ人の目から見た驚きをお伝えします。
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デパ地下で見た「食べる芸術品」の衝撃
「これは本当にすごい文化だと思います」
ジェイソンさんがそんな驚きの声を上げたのは、「日本のクリスマスケーキ」でした。日本では当たり前の光景となっているデパ地下のケーキ売り場。しかし、アメリカ人にとっては驚きの世界だったようです。
「デパ地下で見たクリスマスケーキは、どれも本当に美しく飾られていました。その場で買えたら良かったのですが、実際にはクリスマス用の予約商品だったようです」
ショーケースに並ぶ色とりどりのケーキたち。ところが、多くが「見本」や「予約受付中」の札が立てられていたのです。
日本の繊細で芸術的なケーキにびっくり
また、ジェイソンさんがとくに衝撃を受けたのは、日本のクリスマスケーキの繊細なデコレーションでした。
「あんなに繊細で芸術的にデコレーションされたケーキは、アメリカでは見たことがありません。アメリカで同じレベルのケーキを買える場所があるのか、正直わかりません」
アメリカのクリスマスには、ドライフルーツやナッツがぎっしり詰まったフルーツケーキや、スパイスを効かせたジンジャーブレッドクッキーなど、伝統的なお菓子はあります。しかし、日本のようにショートケーキを食べる文化はなく、そもそも「クリスマスケーキ」という特別なカテゴリーは存在しないそうです。
東京駅で見た「人生最高のクリスマスツリー」
驚いたのは、繊細なケーキだけではありません。11月から12月にかけて日本を訪れたジェイソンさんは、街中のイルミネーションにも感動したといいます。
「街中にあるクリスマスの装飾を見て、とても感動しました。なかには、アメリカで見るものよりもずっと素晴らしいものもありました」
とくに印象に残っているのが、東京駅で見たクリスマスツリーだそうです。
「東京駅のクリスマスツリーを見たときは、言葉を失いました。あれは、日本でもアメリカでも、私が今まで見たなかで一番美しいクリスマスツリーでした」
日本人にとっては見慣れた光景も、外国人の視点を通すと、新鮮な発見に変わります。繊細に飾りつけられた美しいケーキ、きらびやかなイルミネーション――日本で独自に育まれてきたクリスマスの習慣には、世界に誇れる魅力が詰まっているのかもしれません。
(Hint-Pot編集部)
