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丸洗いしにくいカーペット→においも湿気もすっきり! 敷いたまま清潔にする方法を掃除のプロが伝授

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:伊藤 まき

カーペットの掃除は掃除機だけだと、臭いが気になりがち(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
カーペットの掃除は掃除機だけだと、臭いが気になりがち(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 床材を守り、冬は部屋を暖かく保ってくれる役割を持つ、ラグやカーペット。マメに掃除機をかけているけれど、購入してから1度も「洗ったことがない」という人も多いのではないでしょうか。さすがにそろそろ洗いたいと思っていても、洗濯機に入るサイズじゃなかったり、干し場所に困ったりと悩みは尽きません。どのようなお手入れをするべきなのでしょうか。掃除のプロ・伊藤まきさんにお聞きしました。

 ◇ ◇ ◇

においが気になるなら重曹が効く!

「整理収納アドバイザーとして多くのご家庭を訪問しますが、敷きっぱなしのラグや絨毯が、ダニや汚れの温床になっているケースをよく見かけます」と伊藤さん。家具が上にのっていると、取り外して洗うのも一苦労。しかし、放置しておくと食べカスやホコリが溜まり、害虫が繁殖してしまう原因にもなりかねません。そこで伊藤さんが勧めるのが、“敷いたままでできるお手入れ”です。

 ペットを飼っていたり、お子様がいたりするご家庭は、皮脂汚れや食べカスによる汚れが付着しやすく、カーペットやラグなどのにおいが気になりがちです。そんなときは「重曹」の出番です。

 まずは掃除機でホコリやごみを吸い取りましょう。その後、重曹(食用が安全です)を全体に薄くまんべんなく撒き、そのまま30分~1時間ほど放置します。掃除機を重ね掛けして、しっかりと吸い取ってください。重曹が匂いと湿気を吸着してくれます。

レンタルもできるカーペットクリーナーが便利

 敷いたまましっかりと掃除したいなら「カーペットクリーナー(リンサークリーナー)」がおすすめです。掃除機状になったマシンで、カーペットに水を吹きつけて汚れを浮かせ、そのまま吸引できるので、丸洗いするのが難しい敷物類の掃除が簡単に行えます。

 一家に一台あると便利ですが、性能の良いものはまだまだ高価。また、めったに使わないものを置いておくと場所をとりますよね。そんなときはレンタルがおすすめです。インターネットなどで検索すると、1日1000円台からレンタルしてくれる業者もあります。

 また、羊毛製の敷物や、シルク製のカーペット、緻密なペルシャ絨毯など、高額な絨毯類は、迷わずプロにお願いしましょう。業者にもよりますが、1平米あたり4000~1万円程度で行ってもらえます。絨毯を家まで引き取りに来てくれる業者もあるので、見積もりの際にしっかり話を聞いておくと良いでしょう。

(和栗 恵)