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「一見きれいだから…」に潜む危険 掃除のプロが警鐘 劣化やカビの温床になりがちな場所とは
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教えてくれた人:伊藤 まき

床やテーブルはこまめに掃除していても、意外に見落としがちなのが「普段あまり触らない場所」。壁や家電の周辺、家具の裏側には、気づかないうちにホコリや汚れが溜まりやすいといいます。「一見きれいだからと掃除をせずにいると、悪臭がこびりついたり、カビの温床になったり、壁紙が劣化する原因になってしまいます。忘れずに掃除しましょう!」と語るのは、掃除のプロ・伊藤まきさん。どのように掃除をすればいいのでしょうか?
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意外にホコリが溜まりやすい壁の掃除
掃除機をかけやすい床面と違い、天井や壁の掃除は忘れられがち。気づかぬうちにホコリや油汚れが飛んでいて、想像以上に汚れている可能性があります。
まずは材質を確認してください。ビニールクロスなど、水拭きできる素材であれば、固く絞った絞った布で掃除をします。
汚れが気になる場合は、中性洗剤を少量入れたぬるま湯を含ませて固く絞った布で拭いたあと、水拭きをして、最後に乾拭きをします。
天井はフローリングワイパーが便利
天井は、乾いたフローリングワイパー(ドライシート)を使うと手軽です。照明器具や換気口の周囲は、落下物に注意しながら、無理のない範囲で行いましょう。
なお、コーティングされていない天然木や和紙などの繊細な素材は、水分によって変色や劣化を招く可能性があります。無理に自己処理をせず、専門業者への相談も選択肢のひとつです。