カルチャー
「本当に少ないんです」 デンマーク人が日本の大学でカルチャーショック 母国と「全然違うな」と感じた光景とは
公開日: / 更新日:

日本人は、欧米諸国と比べて自己主張が控えめな国民性だといわれています。日本の大学に留学中のデンマーク人女性は、授業中にそんな日本人の性質を感じる場面がよくあるといいます。女性はどのような光景に驚いたのでしょうか。
◇ ◇ ◇
「また来たい」日本に再留学
デンマーク人留学生のエマさんは、日本の大学で国際政治を学んでいます。高校時代に交換留学で日本を訪れたことがあり、今回は5か月間滞在する予定です。
「また日本に来たいと思っていたのと、日本語を上達させたかったので希望しました」
普段は、学校と寮の往復が中心というエマさん。時間があるときは、鎌倉へ行ったり、温泉を楽しんだりと、充実した時間を過ごしています。
「もし今後長く住むなら、埼玉とか、自然が多くて良さそうだなと思っています」
「手を挙げたり会話をスタートさせる人はすごく少ない」
そんなエマさんに、日本人に対する印象を尋ねてみました。すると、授業中の様子を例に挙げながら、日本とデンマークの違いについて語ってくれました。
「日本人は、周りを尊重する人が多いなと思います。内向的なのかもしれないけれど、人を押しのけてまで前に出る人は少ないですよね。例えば、授業中に教授から質問されても、手を挙げたり自分から話し始めたりする人って、本当に少ないんです。でも指名されると、ちゃんと答えられる人が多くて。だから、みんな答えがわかってはいるのだと思います」
一方、デンマークでは状況がまったく異なるようです。
「デンマークだと、大勢が手を挙げることはないけれど、手を挙げない人は本当に答えがわからないことが多いんです。そこは日本とデンマークでは全然違うなと思います」
留学を通じて、日本人の控えめな一面を実感したエマさん。異なる文化を肌で感じながら、充実した留学生活を送ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
