「日本は全体的に穏やかだよね」

○「訓練されているかのよう」　フランス人が日本に到着して早々びっくり　「失礼にならないか気にしちゃう」場所とは

　フランス出身のジェレミーさんとグエンさん。「日本は全体的に穏やかだよね」と、ジェレミーさんは好印象を抱いていました。また、とても驚いたことがあったそうです。

「駅からホテルに移動しているとき、仕事に向かっている人をたくさん見かけたよ。でも、誰もが携帯電話を見たりしゃべったりしていなくて、淡々と職場に向かって歩いていたんだ。訓練されているかのように規律があって、感心したよ」

　電車内はとくに静かだと聞くと、「そうなんだよ！　誰もしゃべらない。それが新鮮だったよ」とうなずきました。グエンさんも「忘れていた大事なことを思い起こさせられたわ。フランスでは気づくことがなかったけど」と、公共のマナーについて考えさせられたようです。

親切な対応に「ロンドンだったら一瞥して終わり」

○「ロンドンだったら一瞥して終わり」　スペイン人が日本で感動　「親切な人が多い」と思った出来事とは

　イギリス・ロンドンで暮らす、スペイン人のアナさんとイギリス人のクワイメさん。ふたりは日本人の丁寧な対応に驚いたそうで、それは店員など働く人だけではなく、道行く人たちも同じに感じたといいます。

「ちょっと道を聞こうとすると立ち止まってくれるし、英語が話せなくてもジェスチャーで伝えようとしてくれる、親切な人が多いの。ロンドンだったら一瞥して終わりか、目もくれないか。まるで無視されているみたいにね」

　クワイメさんも同様に感動したといいます。

「英語が話せない人が多いとはいえ、そのなかでもちゃんと助けようとしてくれるんだよね。僕たちがスマートフォンの翻訳を見せると、どうにか伝わるよう一緒に考えてくれる。だから、困ることなんてほとんどないよ」

　言語が違っても、「助けたい」という気持ちは伝わるもの。こうした日本人の姿勢が、旅行者にとって忘れがたい思い出になっていました。

（Hint-Pot編集部）