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結婚式での慣習への違和感 「異性の友人は招待すべきではない」より高かったものとは?
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令和になってますます変わる? 結婚式の慣習や規定に関する意識調査
結婚式のさまざまな慣習は、古くから言い伝えなどにより大切にされてきたもので、めでたい席に集まった人に対しての「おもてなし」の意味が詰まっているものも多い。その一方で、時代の変化とともに次第に「違和感」を持たれることもあるようだ。このほど株式会社リクシィは「結婚式の規定・慣習に関する意識調査」(20~60代既婚男女、625人、インターネット調査)を実施。結婚式で「違和感があった」と答えた人が多い「慣習」が明らかになった。これまでの結婚式の「当たり前」が、令和の時代には「当たり前」ではなくなることもあるかもしれない。
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地域ごとに慣習やしきたりなど異なるケースもあるが、意識調査(リクシィ調べ)で明らかになった「結婚式の慣習への違和感」として最も感じている人が多かったのは「引き出物、引き菓子、カツオ節を贈るべき」で全体の40%という調査結果となった。
続いて「異性の友人は招待すべきではない(36.2%)」「ケーキ入刀やブーケトスなどの演出を行うべき(30.1%)」「主賓の挨拶は上司がすべき(26.7%)」「披露宴の料理はフルコースにこだわるべき(24.5%)」が上位に。
また「贈り物は奇数にこだわるべき」「新郎新婦の列席人数は数合わせをするべき」「女性の列席衣装は白を避けるべき」「会社関係の方が近く、家族が遠い席配置にすべき」「ご祝儀は新札を用意すべき」「招待状はウェブではなく紙にこだわるべき」などに違和感があるという声もあった。
ちなみに「引き出物」とは、お祝いをしてくれたことへの感謝を込めた贈り物とされ、ご祝儀やお祝いに対するお返しでもある。元々は「馬を引き出す」という由来があるとされ、その昔、平安時代には、結婚式の来客に馬を庭に引き出し贈るという慣習から「引き出物」と呼ばれるようになったとも伝えられている。また「カツオ節」は縁起物とされ、引き出物の定番となっている地域が多い。「引き菓子」も昔は披露宴の料理の一部を土産として持ち帰ってもらったことが、今では縁起の良いお菓子をメインのギフトとともに贈ることになったと言われる。
(Hint-Pot編集部)