カルチャー
「カオスやストレスを予想していた」 イタリア人が朝の東京で衝撃 混雑の中で母国との違いを感じたこととは
公開日: / 更新日:

日本人は、日常生活の中でルールやマナーを大切にする国民性だと称されることが多いです。そんな価値観が、海外から訪れる人々に印象深く映ることも。訪日経験があるイタリア人男性は、日本のありふれた光景に心を打たれていました。いったい、どんなことに感動したのでしょうか。
◇ ◇ ◇
漫画と文学が導いた日本への憧れ
イタリア人のガエターノ・ジュンタさんは2025年4月、恋人とともに17日間の日本旅行に出かけました。到着後、さらに友人2人と合流すると、東京や鎌倉をめぐり、大阪、京都、広島にも足を運んだそうです。
日本に興味を持つきっかけは、漫画でした。大学生の頃、イタリア語に翻訳された宮本武蔵の本を読み、訪日への思いがますます強くなったそう。そして、昨年の復活祭の時期に長期休暇を取り、念願の訪日を実現させました。
「日本は歴史を大切にしていて、文化財をきちんと保存している国。小さな頃からずっと憧れていました。大人になってお金を貯めて、夢の日本へ行くことができました」
日本人の真摯な働きぶりに感動
そんなガエターノさんが滞在中に感動したことのひとつが、日本の地下鉄で見た光景でした。とくに印象に残っているのは、東京の朝の通勤列車。そこでは、イタリアとの違いを強く実感したといいます。
「カオス、騒音、ストレスを予想していました。ところがイタリアと違って、とても混雑していても時間が正確で、電車内がとても静かなことに驚きました。ホームでは、人々がきちんとラインに沿って、列になって待っています。降りる人を優先して、押したり、叫んだりする人もいませんでした」
また、駅や電車内の清潔さにも感銘を受けたといいます。「常に掃除しているだけでなく、人々が汚さないようにとても気をつけているからだと思いました」と、利用者の意識の高さに気づいたようです。
そして、鉄道で働く人々への称賛も惜しみませんでした。
「日本の電車がとても好きです。最高に美しく、快適で、よくケアされていることはもとより、そこで働いている人々が素晴らしい。効果的でミスがなく、レベルが高い仕事ぶりを毎日見て、いかに真面目に、安全性や信頼性を保っているのかを感じました」
日本人にとって当たり前の日常が、ガエターノさんにとっては魅力的に映ったようです。「イタリアに帰ってきて、騒音や不規則性にまた出合いました」と、笑いながら話していました。
(Hint-Pot編集部)
