どうぶつ
大切な愛猫のために 知っておきたい防災対策 非常袋を備える場所は?
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猫と非常用グッズを持ち出す時のポイント
猫と非常用グッズを同時に持ち出すことは簡単ではありません。少しでもスムーズに運べるよう、両手はなるべくフリーにしておきましょう。背負えるものは背負い、斜め掛けできないバッグはあらかじめショルダーベルトを装着しておくなどの工夫をすると、いざという時に役立ちます。
「避難時に家族がいた場合には誰が何を運ぶか」といった担当も決めておくのをおすすめします。特に多頭飼いの場合は手分けが必要です。逆に、自分1人だった場合のことも考え「どれをどう運ぶか」など、さまざまなシチュエーションを想定しておくことも大切です。
ついあれこれ持ちだしたくなりますが、実際に運べる量は限られています。目安として持ち出す荷物の重さは、女性が10kg、男性は15kg以内にしておきましょう。もちろん、猫の体重とキャリーバッグの重さも入れて計算してください。
普段からできる工夫と避難時に代用できるもの
スムーズに避難するために、普段からできる工夫はたくさんあります。まずは猫をケージに慣れさせておくこと。日頃から身近に置いておき、自由に出入りさせておくのがポイントです。また猫が脱走した時のことを考え、「マイクロチップ」を埋め込んで置いたり、名前・去勢有無・飼い主の情報などが記された「ネームタグ」をつけておくのも良いでしょう。
徒歩で避難する時のルートの確認も大切です。焦らず安全に避難するためにも、避難所までのルートをいくつかシミュレーションしておきましょう。
生活に必要なものすべてを持ち出すことは難しく、避難時は他のもので代用する必要があります。例えば、猫用のトイレは段ボールにゴミ袋を敷き、土や砂を敷き詰めたり、新聞紙を細く切り裂いて入れ込んでも良いでしょう。フード皿や水皿は地味ではありますが、必ず必要なもの。ペットボトル・牛乳パック・新聞紙・紙があれば作ることができます。ペットボトルは側面を切り取ることで、牛乳パックは縦半分に切ることでお皿・水皿の代わりになります。
(猫ねこ部)