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「パックから出して保存」は実はNG 卵の鮮度を落とすやりがちな3つの習慣 栄養士が解説
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教えてくれた人:和漢 歩実

鳥インフルエンザなどの影響で、価格高騰が気になる卵。おでんや鍋料理など、寒い季節は食卓に上がる機会が何かと増える食材のひとつでもあります。購入したら、できるだけ新鮮さをキープしておきたいところですが、保存する際にうっかりやっていることが、かえって鮮度や味を落とす原因になることも。栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに、やらないほうが良い保存法や保存に適した場所などを伺いました。
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保存前に水洗いするのはNG
スーパーマーケットで購入してきた、パック入りの卵。冷蔵庫で保存する前に、1個ずつ水洗いをしたほうが良いか迷うこともあるかもしませんが、基本的に卵は洗浄されているので、家庭で水洗いをする必要はありません。
卵の殻には「気孔」と呼ばれる、とても小さな穴が無数に空いています。内部の水分や炭酸ガスが発散するためのものです。保存する前に水洗いをすると、水とともに雑菌などが侵入してしまうリスクがあります。
もし殻の表面に気になる汚れがある場合は、キッチンペーパーなどでやさしく拭き取ると良いでしょう。どうしても水洗いしたい場合は、調理の直前に行ってください。
パックから出して保存するのはNG
購入してきた卵はパックから取り出さず、そのまま冷蔵庫に入れましょう。卵の殻にサルモネラ菌などの細菌が付着している可能性が、ゼロではありません。むき出しのまま卵を保存しておくと、ほかの食品に菌が付着してしまうことも。出さずにパックのまま保存しておくほうが、衛生面で安心です。
また、卵は気孔から水分やガスなどを発散していますが、同時に外気も取り込んでいます。そのため、むき出しのまま卵を冷蔵庫に保存すると、近くにある食品のにおいが移ってしまうことがあります。魚介類やキムチなど、においが強い食品からは離し、パックごと保存しておくほうが良いでしょう。