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「パックから出して保存」は実はNG 卵の鮮度を落とすやりがちな3つの習慣 栄養士が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

冷蔵庫の手前に保存するのはNG

 卵は冷蔵庫に入れて保存するのが基本ですが、その庫内の置き場所にも注意が必要です。使う頻度が高いと、つい冷蔵庫のドアポケットや手前に置きがちですが、温度変化に弱い卵にとっては向かない場所です。開閉のたびに温度変化が起こり、鮮度が落ちやすくなります。

 また、ドア開閉時の振動や衝撃を受けやすい場所でもあるので、卵の殻にひびが入り、細菌が侵入するリスクも否定できません。温度変化や衝撃が少ない奥のほうで保存すると良いでしょう。

 寒い冬は、冷蔵庫ではなく、常温で保存しても良いのではと思うかもしれません。しかし、朝晩と日中の温度差があると、殻の表面に結露が発生しやすく、傷む原因に。一定の温度を保てる冷蔵庫での保存が望ましいです。

賞味期限切れの卵は生で食べない

 家庭で卵を保存する際は、水洗いせず、購入時のパックに入れたままに。そして、温度変化や振動が少ない、冷蔵庫の奥のほうに置くことを心がけましょう。

 うっかり期限が切れても、捨てずに加熱して、早めに食べましょう。卵のパックに書かれているのは賞味期限で、これは「冷蔵保存の卵を生で食べられる期限」のことです。卵は栄養価が高い食品です。鮮度を保ち、無駄にせず、おいしく食べましょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾