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「一歩間違えれば、群衆雪崩が起きてもおかしくない」 山手線がストップしても冷静すぎる日本人 秩序の高さに海外から称賛の声
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正確なダイヤと、秩序ある利用マナーで知られる日本の公共交通。その評価が、予期せぬトラブルの中で改めて話題になりました。16日の早朝、都心の交通の要である山手線と京浜東北線が停電により運転を見合わせ、通勤・通学時間帯を直撃しました。67万人超に大規模な影響が出るなか、駅構内の混雑の様子や日本人の振る舞いが、海外メディアやSNSで大きな注目を集めています。
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始発から昼過ぎまで続いた運転見合わせ
JR東日本の公式発表によると、トラブルの原因は田町駅での改良工事に伴うものでした。16日午前3時50分頃、夜間の資機材搬入作業を終えて送電を再開しようとした際、なんらかの不具合で停電が発生しました。
この影響で、山手線と京浜東北線が始発から運転を見合わせ、復旧作業の結果、京浜東北線は午後0時45分、山手線は午後1時8分にようやく全線で運転を再開しました。影響人数は約67万3000人にのぼり、車内や駅で体調を崩した人も15人、確認されています。
外国人向けSNSが伝えた「駅構内の光景」
都内の主要駅が、身動きが取れないほどの人であふれ返るなか、その様子がイギリスの高級紙「インディペンデント」など、海外メディアでも報じられました。
また、SNS上でもこの大規模な混雑が注目を集めました。日本旅行の体験や交通事情などを発信している、外国人向けのインスタグラムアカウントが動画を投稿。そこには、都内の駅構内で足止めを食らう人々の様子が映されていました。
すると、多くの人が驚きをもって言及したのは、混乱の中でも冷静さを失わない日本人の気質です。寄せられたコメントには「叫ぶ人もいなければ、押し合う人もいない。無礼な振る舞いをする人もいなくて、本当にほっとしました」といった安堵の声が。
また、「みんなが取り乱さず、落ち着いたままでいるところが本当に素敵」「怒鳴り声もなく、肘で押し合うこともなく、パニックも起きませんでした。一歩間違えれば、群集雪崩が起きてもおかしくない状況だったと思います」と、危険をはらむ混雑の中で秩序を保ち続けたことへの、驚きと尊敬の声もありました。
自国の交通トラブルと比較して、日本人の振る舞いに、深い感銘を受けた人が多かったようです。未曾有の輸送障害は大きな混乱を招きましたが、図らずも日本の「規律」や「落ち着き」が、改めて海外から大きな注目を集める出来事となりました。
(Hint-Pot編集部)