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「親も親なら子も子」 欧米では禁止が加速? 学校へのスマホ持ち込み 日本人ママが抱く危機感
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ハワイの小学校に「銃の持ち込み禁止」というポスターが貼られているのを見て驚いたという、主婦ライターのi-know(いのう)さん。昨今、アメリカ国内では、スマートフォンやスマートウォッチの学校内への持ち込みを禁止する動きがあるといいます。第91回は「スマホ持ち込みはOK?」です。
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送迎のためにスマートウォッチなどを持たせる親が多いハワイ
ハワイの小学校に子どもを通わせてカルチャーショックを受けたことのひとつが、校内への「持ち込み禁止物」。今回は、スマホやスマートウォッチについて、日米の学校がどんなルールを設けているのか比較したいと思います。
ハワイでは、小学3年生頃からスマートウォッチ、そして小学5年生頃からスマホを持たせるのが、最近の主流です。その目的は、放課後に親が学校へ迎えに行くのが遅れる際に、子どもと連絡を取るためという理由がほとんどです。
というのもハワイでは、8歳ぐらいの子どもがひとりで登下校することは、基本的にできません。そのため、子どもは親が迎えに来るまで、校内のお迎えスポットで待機する仕組みになっています。それでもなお「少し遅れるぐらいで、わざわざ連絡を取る必要があるのだろうか?」と“小学生にスマホ、スマートウォッチ反対派”の私は正直、いぶかしんでいます。
スマホ利用について管理が甘く心配

私が“反対派”である理由のひとつは、学校側の管理体制の甘さ。「学校の時間内に、スマホやスマートウォッチを使用してはいけない」というルールがあるにもかかわらず、休み時間にゲーム機能で遊んでいる生徒がいるようです。そして、なんと授業中にも、先生に隠れて、親や違うクラスの友達とメッセージを送り合っている生徒がいるのだとか!
このことを知ったのは、子どもにスマートウォッチを持たせているママさんが「うちの子、授業中にメッセージ送ってくるのよ! 先生は全然、子どもたちのこと見ていないんだね。アハハ!」と言っていたからでした。親も親なら子も子……と、あきれてしまいます。5年生ぐらいになると、多くの子がスマホを持つように。校内で写真を撮影して、ソーシャルメディアにアクセスしたら……と考えると、本当におそろしいです。
ちなみにアメリカにも、スマホ・スマートウォッチに関して厳しいルールを設けている州があります。国内の半数以上の州は、義務教育期間である公立校(小中高)でのスマホ使用や校内への持ち込みを、法律で禁止しています。
昨年9月から、教室内へのスマホ持ち込みを禁止しているニューヨーク州では、登校から下校時までロッカーや専用ポーチにスマホを入れたままにしておくことが、法律で定められました。その結果、授業への集中力が高まったり、友達同士の会話が増えたりと、良い効果が生まれたのだとか。