からだ・美容
手が老けて見えるのは毎日のケアが原因? 皮膚科医が教えるハンドクリームのやってはいけない使い方
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教えてくれた人:圓山 尚
効果的な塗るタイミングは「落ちたら足す」
では、ハンドクリームはどのようなタイミングで塗るのが、より効果的なのでしょうか。
「ポイントは回数よりも、手を洗う、消毒するなどバリアが落ちるタイミングで塗り直せるかどうかです。手荒れがひどい人ほど、乾燥を感じてから塗るのではなく、『落ちたら足す』という感覚で、習慣化すると改善しやすくなります」
外出時は携帯用のハンドクリームを持ち歩き、こまめに塗り直すようにしましょう。理想的な回数は最低でも1日に2~3回。水仕事が多い方や手荒れが気になる場合は、5回以上が目安です。
さらに、乾燥がひどい場合は、就寝時間にもケアをするのがおすすめです。
「寝ている間は摩擦や手洗いが減るため、保湿成分が肌にとどまりやすく、日中よりも『回復』の時間をつくりやすいタイミングです。寝る前は少し厚めに塗り、乾燥が強い人は綿の手袋を併用すると、より保湿効果が高まります」
症状に合わせたハンドクリーム選び
ハンドクリームは、手荒れの程度によって選び方を変えるのが理想だと圓山医師は話します。
・軽い乾燥・カサつき
セラミド、グリセリン、ヒアルロン酸などの保湿成分に、ワセリンなど油分で“ふた”ができるタイプ
・ゴワつき・角質が硬い
尿素配合タイプが有効。ただし、傷がある場合は刺激になることがあるため避ける
・ひび割れ・あかぎれがある
ワセリンなど、皮膚を保護する力が高い高保湿タイプ
ただし、こうしたセルフケアだけでは対応が難しいケースもあります。
「乾燥だと思っていても、赤みやかゆみが強い、ジュクジュクする、痛みや出血がある、何週間も改善しないといった場合は、炎症(手湿疹)が関わっている可能性があります。その場合は早めに皮膚科を受診してください」
正しいケアを習慣化して、美しい手元をキープしたいですね。
(Hint-Pot編集部)

圓山 尚(えんやま・たかし)
金沢医科大学医学部卒業後、日本医科大学附属病院皮膚科に入局し皮膚科・皮膚外科・レーザーを中心とした診療を行う。その後、湘南美容クリニックでの勤務を経て、2019年にクリニックフォア新橋院を開院。現在はクリニックフォアの監修医、Natural Skin Clinicの院長を務める。