からだ・美容
「気をつけている人ほど」陥る冬の落とし穴 良かれと思った厚着が逆効果に! 医師が警告する「温めすぎ」のリスクとは
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教えてくれた人:佐藤 留美

冷えは万病のもとと古くからいわれ、冷え性対策や健康管理のために、重ね着をしたり、エアコンや電気毛布といった暖房器具を積極的に使ったりすることを意識している人も多いでしょう。一見、体に良さそうなこれらの習慣ですが、実は「気をつけている人ほど」陥りやすい落とし穴があるといいます。体を温めること自体は大切ですが、行きすぎた保温は、かえって体調不良を招く原因になることも。内科医の佐藤留美医師に聞きました。
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体を温めることは免疫力アップや疲労回復に効果的
まず前提として、体を適度に温めることには、医学的に多くのメリットがあります。
体温が上がることで免疫力や抵抗力が高まり、細菌やウイルスに負けにくい体になります。また、血流がアップすることで日々の体調が整うだけでなく、疲労の回復を促進し、さまざまな病気の予防にもつながります。
そのため、冷えを感じやすい人が防寒を意識すること自体は、決して間違いではありません。問題は“適度”を超えてしまうことです。
厚着・重ね着の意外な落とし穴
冷え性の人や、健康への意識が高い人ほど「体を冷やさないように」と慎重になりがちです。寒い日にたくさん着込むことは当然でしょう。
しかし、着込みすぎると不必要な発汗が生じ、汗が乾くときに体の熱を奪うため、かえって体が冷えてしまいます。また、過度な重ね着は血行不良やこりにつながることがあるため、注意を要します。
さらに、電気毛布や使い捨てカイロは、使い方を誤ると低温やけどのリスクがあります。ほかにも、体の温まりすぎによる脱水症や、体温調節機構の不具合につながるおそれも。電気毛布は就寝時の使用を控え、使い捨てカイロは同じ部位に長時間当てたり貼ったりしないようにしてください。