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「余命は数年かもしれない」 21歳でステージ4告知…希少がんと闘う女性が発信を続ける理由 今一番訴えたいこととは
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視聴者からのコメントが生きる活力に
こうして始めた動画を通して、うーたんさんの元には多くの言葉が届くようになりました。
「『嫌なことがあって落ち込んでいた、死にたいと思っていたけれど、健康に生きていられることは当たり前じゃないと気づかされました』『命があることに、もっと感謝しないといけないと感じました』『忙しさに追われて忘れていたけれど、動画を観て自分の生きる意味を考えるきっかけになり、やりたいことがあったのを思い出しました』といったコメントが、とてもうれしかったです」
動画が、誰かの心に届いていた。自分の発信が、誰かの行動を変えた。その事実を知れたことが、「何も生み出せていない」と感じていたうーたんさんの心を癒やし、生きる活力を与えてくれました。
「『違和感を覚えていた部分をごまかさず、病院に行こうと思いました』『動画を観て人間ドックや健康診断の予約を取りました』と、実際に病気の予防や早期発見のために行動してくださったことがわかるコメントも、心に残っています」
「今できることは今すぐやろう」 人生で最優先することの変化

病気がわかってから、うーたんさんの中で大きく変わったことがもうひとつあります。それは、物事を決めて行動に移すまでのスピードでした。
「病気がわかる前よりも、決断して行動に移すスピードが速くなったと思います。今後、病気がどうなっていくのかわからないからこそ『今できることは今すぐやろう』と思うようになりました」
もともと「後悔しないくらい全力で生きる」ことを大切にしてきたうーたんさん。しかし、命の危機に直面したことで、その言葉の重みが変わったといいます。
「その思いにより緊迫感が増し、後回しにすることはさらに減りました。思い立ったら、まず行動するようにしています」
「いつか」ではなく、「今」。そう考えるようになったことも、発信を続ける理由のひとつになっていきました。
闘病中の人へ 「少しでも楽しみを見つけて日々を過ごしていけますように」
「元気に動画が撮れること」そのものを、幸せだと感じられるようになった今、発信は誰かのためであると同時に、自分自身の支えにもなっています。うーたんさんは最後に、同じように闘病生活を送っている人にも祈りを捧げます。
「闘病中は制限されることも多く、これまでやっていたことや、やりたいと思っていたことを諦めてしまう人も多いと思います。それでも、工夫しながら自分のペースで、少しでも楽しみを見つけて日々を過ごしていけますように」
できることが限られる日もあるなかで、それでも「今」に目を向け、自分にできる形で日々を重ねてきたうーたんさん。そうして紡いできた言葉は、今も誰かの背中を押しています。
(Hint-Pot編集部)