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物価高で変わるバレンタイン 板チョコは約200円 「渡す予定なし」4割超 「義理チョコ」離れが鮮明に
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かつては特売なら100円以下で買えた板チョコが、いまや200円に迫る時代。物価高の影響は、年に一度のバレンタインデーにも及んでいます。値上げが続くなか、人々は今年のバレンタインをどう迎えようとしているのでしょうか。アンケート結果から、その実態を探りました。
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「チョコを渡さない」女性が過去最多に
国内最大手の市場調査会社・インテージは、全国の15~79歳の男女5000人を対象に「バレンタインの調査」を実施。それによると、「チョコレートを渡す予定がない」という女性は42.8%にも上りました。
多くの食料品などの値上げが広がるなか、とくにチョコレートは「カカオショック」ともいわれる原材料の高騰などがあり、大きく値上がりしています。インテージが持つ、全国約6000店舗の日々の販売データを収集しているSRI+(全国小売店パネル調査)で板チョコ1枚の平均価格を見ると、2022年夏頃までは税込100円前後でした。ところが、2025年9月には199円にまで達し、3年ほどで約2倍の価格になっています。
職場の「義理チョコ」に参加したくない人は8割以上
こうした価格高騰を背景に、バレンタインに「誰に、どんなチョコを渡すか」という選択にも変化が表れています。減少が目立ったのが「家族チョコ」で、昨年より5ポイント近く減って38.7%になっています。さらに「友チョコ」「義理チョコ」「本命チョコ」も減少しました。
一方で「自分チョコ」は21.3%と、唯一、昨年並みの数字を維持しています。厳しいお財布事情のなかでも、せめて自分のささやかな楽しみは維持したいという思いがあるのかもしれません。
職場での「義理チョコ」に対する意識にも、変化が表れているようです。仕事をしている女性に職場での義理チョコをどう思うか聞いたところ、「参加したくないほうだ」が85.4%で、2022年に調査を開始以来、過去最多となりました。
物価高が続くなかで迎えるバレンタインは、贈る相手や関わり方を見直す動きが一段と広がっているようです。
(Hint-Pot編集部)