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「冬に多発する」ノロウイルス 適切な対処法を厚労省が呼びかけ 二次感染を防ぐ「消毒」のポイントとは
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各地で感染性胃腸炎が流行しています。とくに、ノロウイルスによる食中毒は冬に多発しており、引き続きの警戒が必要です。これに備え、厚生労働省食品安全情報の公式X(ツイッター)アカウント(@Shokuhin_ANZEN)は、ノロウイルスの予防策や感染を広げないための対処法などを紹介し、注意を呼びかけています。
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主に調理する人の手指から広がる食中毒
同アカウントの投稿では、データを掲載した図表を添えて、ノロウイルスによる食中毒を解説。11月~2月の冬期に多いこと、原因別の食中毒患者数で4割を超えること、そして発生すると大規模な食中毒になりやすいことを示しています。
メッセージには、「【#ノロウイルス に要注意!】冬に多発するノロウイルスによる食中毒は、主に調理する人の手や指から広がります。石けんによる丁寧な手洗いと食品の十分な加熱で予防を!」と投稿し、注意を呼びかけました。
大切なのは、「予防策」や「感染を広げないための対処法」を知っておくことです。
まず「ノロウイルスによる食中毒予防のポイント」として、以下の3点が挙げられました。主な内容は次の通りです。
○調理する人の健康管理
普段から食品の状態に気を配りましょう。家族だけでなく自身の体調にも注意を払い、なんらかの症状があるときは、食品を直接取り扱う作業を避けてください。
○作業前などの手洗い
手洗いのタイミングは、トイレのあと、調理施設に入る前、盛り付けの前、次の作業に入る前、手袋を着用する前など。指先、指の間、爪の間、親指の周り、手首や手の甲など、汚れが残りやすい部位を丁寧に洗いましょう。
○調理器具の消毒
洗剤などで十分に洗浄してください。そのうえで、熱湯による加熱、または同等の効果がある方法で消毒しましょう。
感染を広げないための適切な対処法
もし身近な人が感染してしまったら、二次感染を防ぐことが大切です。投稿では「感染を広げないため」の対処法として、「消毒」と「処理」に分け、主に以下のようなポイントが紹介されています。
○食器・環境・リネン類などの「消毒」
感染者が使ったものや嘔吐物が付着した品は、ほかのものと分けて洗浄や消毒を行います。食器などは食後すぐ、調理場へ戻す前に塩素消毒液に浸して消毒しましょう。カーテンや衣類、見落としがちなドアノブなども、塩素消毒液で拭いてください。
○嘔吐物などの「処理」
ノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、口から入って感染する可能性があるため、処理の際は、使い捨てのマスクやガウン、手袋などを必ず着用してください。ペーパータオルなどで静かに拭き取ったら、塩素消毒後に水拭きを。使った手袋なども一緒にビニール袋へ入れて密封して廃棄します。その際、できれば、ビニール袋に塩素消毒液を入れて浸しましょう。しぶきなどを吸い込まないように注意し、終わったら丁寧に手を洗います。
塩素消毒液は、次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めて作ったもの。家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用可能です。食器やカーテンなどの消毒や拭き取り、嘔吐物などを廃棄する際など、それぞれに適した濃度や注意点などが詳しく紹介されています。
寒くても油断は禁物。正しい予防法や対処法を知り、健康でこの冬を乗り越えたいですね。
(Hint-Pot編集部)