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メーガン妃とヘンリー王子 今後の振る舞いで「サセックス」の爵位を失う可能性も 英紙報じる
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英ラジオ司会者が警鐘 「ロイヤル」は使わずも「爵位」で商業的な活動を広げる?
3月末日で王室の公務から退くメーガン妃とヘンリー王子。引退後は「ロイヤル」の名称を商標で使うことを禁止されたことを受け「サセックス・ロイヤル」という言葉を使わない意向を夫妻はサイトで発表した。しかし、その声明文の中で「王室と英政府に『ロイヤル』という言葉を海外で使用するのを禁止する権限はない」と、エリザベス女王への不満とも取れる主張をしたことで物議を醸している。ついには今後の展開によっては「サセックス公爵」と「公爵夫人」という爵位も失うのではとの声も挙がっている。メーガン妃は先日、王室から「無意味で軽薄すぎる」と止められていた動画を自身の公式SNSで公開したと現地メディアで報じられたこともあった。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が報じたところによると、「トーク・ラジオ」(TalkRADIO)の司会者マイク・グラハム氏が、メーガン妃とヘンリー王子に警鐘を鳴らしているという。グラハム氏は先日、エリザベス女王が「ロイヤル」を商標で使用禁止する決断をしたとの一報が伝えられた際に「メーガン妃は、きっと女王に対して暴言を吐くに違いない」と討論会でコメントしたことでも知られている。
その“予言”通りなのか、メーガン妃とヘンリー王子は「ロイヤル」の商標での使用を断念したものの「王室と英政府に『ロイヤル』という言葉を海外で使用するのを禁止する権限はない」と、女王への不満とも取れる文言をサイトで表明した。そんな成り行きに、グラハム氏は「夫妻は今後さらに商業的な活動を広げていく可能性がある」と不安視する。そして、「今後の2人の展開によっては爵位も失う危険性もある」と警鐘を鳴らしたという。
記事によると、王室の伝記作家のイングリッド・シュワード氏は「ヘンリー王子は今も“王子”でサセックス公爵だ」と話したというが、グラハム氏は「メーガン妃がさらに商業的な活動を広げたら、ヘンリー王子もコマーシャルな存在になる」と反論した。
確かに先日、日本円にして5500万円とも1億1000万円とも言われる報酬で、金融大手「JPモルガン・チェース」のパーティーでスピーチを行ったことは波紋を呼び、王子であること、公爵であることを利用して稼いでいるという批判も出た。とすれば今後、このような経済活動を広げ、個人的に大金を稼ぎまくれば“公爵”という爵位はふさわしくないという議論も英国で活発になるのは必然だ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)