Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

海外ニュース

「髪の毛を金色に染めてください」 日系アメリカ人が日本の就活で衝撃 「人格を否定された気分」になった不思議すぎる価値観とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

日本の英会話教室で驚きのお願い

 ミッシェルさんは日本語をしゃべれませんが、自分のルーツがある日本に一度住んでみたいと、英会話教師の仕事に応募しました。ある英会話教室の日本人マネージャーと面談したときのこと。「あなたは合格です」と言われて喜んだのもつかの間、「ただ、条件がひとつあります。髪の毛を金色に染めてください」と言われて、ショックを受けたのだとか。

 というのも、ミッシェルさんは日系アメリカ人なので、見た目は日本人、そして髪の毛は黒。アメリカの小学校教員免許を持っているので、人に教えることに関してはプロフェッショナルにもかかわらず、髪色を変えるよう言われたことで「人格を否定された気分になった」といいます。

 結局、その仕事のオファーは受けず、別の英会話教室の面談に行きました。そこでは自ら「髪の毛は染めなくていいですよね?」と確認してから、働くことを決めたそうです。

日本で強く意識される「髪色の印象」

 もちろん、これはひとつの英会話教室での出来事にすぎません。けれど、日本ではとくに接客業において“与える印象”が重視される場面が多いのも事実です。

 たとえばアルバイトの採用であっても、同じ条件であれば黒髪のほうが真面目に見えると判断されることがあります。もちろん、海外でも見た目が採用の判断材料になることはありますが、髪色がここまで強く印象と結びついて語られるのは、日本ならではの感覚といえそうです。

 そう考えると、今回の出来事も単純に良し悪しで語れるものではなく、「英語の先生らしさ」というイメージをどうとらえるかという、日本ならではの価値観の表れともいえるのではないでしょうか。昨今、日本では以前にも増して英会話の需要が増しているため、外国人講師が不足していると聞きます。そのため、英語を教えることにプロフェッショナルではない人もいると聞くので、見た目にとらわれず、きちんとみなさんの英語力を向上させてくれる講師を探してみてほしいなと思います。

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。