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「1位から最下位まで名前を呼ぶ」  シビアすぎる競争に日本人ママが絶句 ハワイの小学校で受けたカルチャーショックとは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

日本との価値観の違い 競争をどうとらえるか

ハワイのドン・キホーテで小さなひな人形を購入。右は娘が粘土で作ったものだが、出来に満足いっていない様子【写真:i-know】
ハワイのドン・キホーテで小さなひな人形を購入。右は娘が粘土で作ったものだが、出来に満足いっていない様子【写真:i-know】

 では、日本の小学校はどうでしょう。成績優秀者を表彰するイベントはもちろんないと思いますし、昨今、運動会の徒競走などで優劣をつけない学校があると聞きます。

 それに対して日本の保護者の意見はどうかというと、私の周囲では「ちゃんと順位がわかるようにしてほしい」という声が多いです。その理由としては「受験でも就職でも、働き始めたあともずっと競争社会なのだから、小学校のうちから勝ち負けが存在することを教えたほうが良い」という意見を持っているようです。

 私自身も、状況や程度に応じて勝敗や順位を発表することは良いことだと考えています。ところが、我が子の小学校は「競争意識を煽りすぎている」と感じることもあります。

 たとえば、学期ごとに「無遅刻・無欠席だった児童」だけに記念品を渡したり、クラス対抗で「最も欠席が少なかったクラス」に、トロフィーが贈られたりします。

 さらに驚いたのは、クラス内で「読書量が多かった生徒」に賞状を授与する……にとどまらず、子どもたちの「読書レベル」にランクをつけ、1位から最下位の子どもまで順番に名前を呼ぶ先生もいるのだとか。最後に名前を呼ばれた子どもが泣いてしまったという話を聞いた息子は、それ以来、「みんなの前で順番を発表するのは良くないと思う」という意見を持つようになりました。

 また、私の娘の読書レベルのほうが高いことに嫉妬した女の子に、「私より誕生日が遅くて年下なのに、あなたのほうが読書レベルが上なのはおかしい」と謎理論で責められ、娘が傷ついていたこともありました。

 ハワイというと、のんびり子育てという印象があるかもしれません。しかし、学校や先生によっては子ども同士に競争意識を持たせるイベントをしたり、そうした発言が見られたりすることもあります。このような出来事を通して、子ども自身が何を感じたのかを親子で考える機会を持つようにしています。

 では、勝敗が重視される傾向が強い、スポーツにおいてはどうでしょう? 次回は、息子が所属しているバスケットボールリーグでの“あるルール”についてお話ししたいと思います。

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。