海外ニュース
「日本産に限る」と世界が争奪戦→国内では高級品になる皮肉な現実 過去最高の輸出額を記録したものとは
公開日: / 更新日:
ブームの次に見えてきた変化

アメリカでは以前から、スターバックスが抹茶ラテを販売。また、抹茶ソフトクリームや抹茶パフェなどが楽しめる抹茶専門店もあります。ただ、これまでは一部の抹茶好きから、熱狂的な人気を集めていた印象でした。
ところが、ここ数年で一般大衆向けのスーパーマーケットにも抹茶が陳列されるようになり、これまで以上に人気が高まっています。
アメリカ版Yahoo!ニュースの記事(2025年10月掲載)では、世界的な需要の高まりにより日本産抹茶の生産が追いつかず、価格が高騰する可能性を指摘。中国産の着色料を使った、低品質のものが多く出回る懸念があると報じられていました。
緑茶や抹茶は「日本産に限る」とこだわるのは、アメリカ人だけではありません。ある在米中国人女性は、2年前に日本を旅行した際、英語ガイド付きの茶摘みツアーに参加しました。日本に行ったら絶対に経験したい“ウィッシュリスト”のひとつだったそうです。
そのツアーでは、茶摘みはもちろん「ティーセレモニー(茶道)が体験できた!」と大満足で、何種類ものお茶を購入して帰路に就きました。日本のお茶そのものだけでなく、その背景にある文化体験もまた、世界の人々を惹きつけているようです。
日本の抹茶が世界的に人気を集めているのは喜ばしいことですが、その一方で、日本でも抹茶や緑茶の市場価格が上がり、ペットボトル飲料やカフェメニューなどの値上げもみられるようになりました。
多くの人が日常的に飲用する緑茶が今後、たまに味わう嗜好品になってしまったら……と想像すると、日本人としては複雑な気持ちになります。
(i-know)

i-know(いのう)
大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。
