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「子どもが自己肯定感を育むうえでとても良い」 ハワイ在住の日本人ママが絶句した“驚きのルール”とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

プレッシャーより続ける楽しさを重視

 こうした配慮がなされているのは、精神面がまだ発達段階にある小学生が過度に点数や勝敗を意識し、プレッシャーを感じてしまうことを危惧しているからです。アメリカでは以前より、ユース世代が過度なプレッシャーを受けると、スポーツを楽しむ気持ちを失ったり、早くにその競技を辞めてしまったりすることが問題視されています。

 さらに、日米で違いを感じるのは、日本のママ友のこんな言葉でした。

「うちの子は、まだ下手だから試合に出られないんだ」

 これは、あくまでもハワイの私周辺のみの話ですが、息子のバスケットボールリーグをはじめ、ハワイのユース・スポーツではうまい・下手に関係なく全員が試合に出場でき、出場時間も平等です。

 内心、「強い子だけで構成すれば、もっと勝てるのに」と思うこともあります。けれども、相手チームも同じ条件ですし、バスケを始めて3か月の息子でも、毎週試合に出場することで試合勘が身についたと感じます。

勝つことだけがスポーツではない

 私も小学生時代、日本でバスケットボールチームに所属していましたが、まさに“下手だから試合に出られない”タイプ。あるとき、人数が足りず、試合に出させてもらったことがありました。

 ところが、試合慣れしていないのでミスを連発し、即交代。ベンチでコーチに怒鳴られたことで心が折れ、その後、チームを辞めてしまった経験があります。

 そこで心が折れる子どもは、スポーツに向いていないという意見を持つ人もいるでしょう。ですが、「勝つため」だけではなく「楽しむこと」を教えてくれるアメリカは、子どもが自己肯定感を育むうえでとても良いものだと感じています。

 そう考えると、日本の運動会で勝敗や順位をつけないことは、良いことなのかもしれません。日本でもアメリカでも、スポーツや運動会が「誰のため」であるのかを考えることが、一番重要なポイントなのだと思います。

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。