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娘の夜泣きが3日間続く…心身ともに追い詰められた母親の実体験漫画に反響 「心が救われました」
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育児中に着の身着のままで入った喫茶店で起きた優しい思い出
子どもの夜泣きにかつて悩んだ経験があったり、今現在悩んでいたりする方は多いのではないでしょうか? 何をしても泣き止まず寝てくれない子どもに手を焼き、精神的にも疲れてしまうママも多いようです。長女の夜泣きで眠れないことが数日続き、何もかもが嫌になってしまったというママが、ふらりと入った喫茶店でかけられた言葉に救われたという漫画が話題になっています。漫画を描いた経緯について、作者に話を聞きました。
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SNSで育児漫画を配信しているさざなみ(@3MshXcteuuT241U)さんは、3歳と1歳の姉妹を育てる2児のママです。最近、下の子が夜泣きをするようになり、このエピソードを鮮明に思い出したのがきっかけ。今から2年前、大阪で暮らしていた頃のことで、人に優しくされた思い出を形に残したいと考えて描いたそうです。
長女がまだ1歳だった頃、さざなみさんは何をやっても止まらない娘さんの夜泣きが原因で、精神的に相当参っていたと言います。
さざなみさん自身も眠れない日が数日続き、何もかもが嫌になったある日の朝、長女と一緒に散歩に出かけ、ふらりと喫茶店に入りました。明らかに子ども向けではない店内に戸惑いつつも、乳幼児期は密室育児になってしまいがちなため、人が作ってくれた食事を久々に目の前にしただけで感動してしまいます。そして、家の中ではあれほどグズっていた娘さんが、嫌がらずにごはんをバクバクと食べてくれることにも驚きます。
しかし、着の身着のままで出てきてしまったことを思い出し、いたたまれない気持ちになるさざなみさん。お会計中、誰にも聞かれていないのに言い訳を始めると、「何だか泣きそう……」な気持ちになってしまいました。
すると、カウンターにいた女性が、急に声をかけて近寄ってきました。自分のことを追い詰めてばかりいたさざなみさんは、怒られるかもしれないと思い身がまえます。しかし、女性が声をかけていたのは、何と娘さんの方でした。
女性は「お母さん困らせたらあかんで! ほんま」と言い、そっと娘さんの頬を触ると「もっと窓開けて泣かして年寄りに声を聞かせてやり!」と大阪らしい言い回しで、もっと気軽に育児をした方がいいと教えてくれました。
この漫画は大きな反響を呼び「漫画を読んで、ぼろぼろ涙が出て、そのあとちょっと元気が出ました」「泣ける…マジ昨日の夜コレでした…(涙)」「マンガ読んで泣いてしまいました、そして心が救われました」といったコメントが寄せられています。
多くのママたちから反響があったのはもちろんのこと、さざなみさんは育児経験者ではない人たちからの反応が多かったことに驚いたと話します。「自分もこんな風に育ててもらったと知った。親に感謝したい」「世の中のお母さん方お疲れ様です!」といったコメントは、本当に予想していなかった反応で「とても嬉しかった」といいます。
(Hint-Pot編集部)