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「し、新境地!」「住みたくなりました」 ボトルキャップの裏に新アイデア 28ミリの小さな世界に感嘆の声
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「裏側を使ってみたい」という好奇心から誕生

今回の作品は「裏側を使ってみたい」という純粋な興味から生まれたといいます。
「普段はキャップの表側を使って作品づくりをしているのですが、『裏側を使ってみたい』と思い立ち、興味本位でレジンを流し込んでみたことがきっかけで今回の作品が生まれました」
その製作工程にも、西倉さんならではのアイデアと手法が見られます。エポキシレジンをキャップに少量流し込み、1~2日かけて硬化させたあとにアクリル絵の具で紅葉を描くという手順を、3回繰り返すことで奥行き感を生み出しているのです。
「底に沈む紅葉と水面に浮かぶ紅葉が少しだけ重なるように描き、描き込み量にも差をつけることで奥行き感が出るよう工夫しています」
レジンの硬化に時間を要するため、完成までにかかった日数は5日間。ただし、実際の作業時間は数時間ほどだといいます。
グレーのキャップに赤い葉 細部まで計算された美しさ
レジンを用いた奥行きの表現以外にも、キャップ選びや色使いに、西倉さんのこだわりが光ります。
「石でできた手水鉢に見立てるため、グレーのキャップを使用しています。また、赤色の葉をより際立たせるため、緑色の葉を少しだけ描きました」
キャップの選定や色の対比など、細部まで考えられた今回の作品。「花手水」という作品テーマに合わせたアイデアの数々は、その小さな世界をよりいっそう美しく彩ります。
今回の作品をきっかけに、ほかの季節の花手水も制作したいという西倉さん。「春らしい桜の絵などに挑戦してみたい」と、次なる作品への意欲を覗かせています。直径わずか28ミリのキャップの裏側に、四季折々の小さな世界が広がる日も遠くないかもしれません。
(Hint-Pot編集部)