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「こんなに金額変わるの!?」トイレ修理11万円→9000円に 大手業者を装ったぼったくり被害が急増
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日々の生活に欠かせないトイレや水道などの水回り。不具合が発生した際の修理依頼を巡り、大手を装った悪質な詐欺まがいの修理業者が横行しています。すんでのところで10万円を超える高額請求の被害を免れた男性と、今回名前を騙られた大手水道修理業者「クラシアン」の担当者に、悪徳業者の巧妙な手口を聞きました。
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「クラシアン」と検索し出てきた番号に電話するも、全く関係のない別業者が修理に訪問
先月下旬、トイレ修理を依頼した際、業者から約11万円もの高額な修理費用を提示されたのは、新宿・歌舞伎町のライブハウス「新宿SAMURAI」店長の男性。開店前、店舗のトイレを流すレバーが故障し、検索サイトで「クラシアン」と検索し出てきた番号に電話をかけたところ、全く関係のない別業者が修理に訪れ、「10万9670円」という見積りを手渡されたといいます。
「過去には自分で修理したこともありますが、営業時間が迫っていたこともあり、今回は業者に依頼しました。訪れた業者は丁寧な対応でしたが、『レバーに全てのパーツが繋がっているのでタンクの中身を全て交換した方がいい』と提案されました。全交換の見積もりはで、不審に思い、レバー単体の修理と全交換、両方の見積もりを求めても『全交換の方が良い』の一点張り。おかしいと思い一旦お帰りいただきましたが、『工事依頼が詰まっているので、早目に修理しないとスケジュールの確保が難しい』と急き立てられました」
男性はその後、本物のクラシアンに連絡。作業はわずか3分ほどで完了し、請求額は「9020円」と、最初の業者が提示した額とは10倍以上もの差がありました。
男性は一連の経緯について、SNS上で注意喚起。両者の見積りを比較した写真は大きな反響を呼んでおり、「こんなに金額変わるの!?」「私もトイレの詰まりでボッタクられたことあります」「水道はぼったくり業者が横行してるので、ホント要注意」「ボッタクリ業者は『専門用語や大げさな作業』で心理的に押し切ろうとしてくるから要注意」「基本、メンテ業者は相場があってないようなものなんで相見積もり取ったほうがいい」など、共感の声が多く寄せられました。
「クラシアン」を装った高額請求は以前から横行しており、同社は昨年12月、注意喚起のプレスリリースを公表。「消費者の不安に付け込み、当社名を装った悪質な業者による事案がいくつか確認されています」として、実際にあった具体的な手口の実例を紹介しています。
中には数十万円の高額な見積もりを提示され、断ろうとすると「無料でもいいから作業をさせてほしい」と不自然な対応で強引に契約や作業を迫られた事例や、「クラシアンの下請け」を名乗る業者から100万円近い請求をされたという例も報告されています。
同社の担当者は「インターネットで『クラシアン』などの社名を検索した場合、別の会社の広告が上位に表示されることがあります。修理を申し込む前に会社名や業者名、所在地が正しく記載されているかを必ず確認してください。消費者の勘違いを良いことに、虚偽の社名を用いて訪問するケースが見受けられます」と注意喚起。
その上で「クラシアンのスタッフは、必ず顔写真とクラシアンのロゴが入った社員証を提示します。また、見積りは事前に必ずクラシアンのロゴ入りの見積書を作成し、料金や工事内容に承諾いただいてから作業を開始します。初回訪問時は必ずクラシアンのスタッフが同席し、請け会社(パートナー企業)がいきなり単独で訪問することはありません。必ず社員証などを確認してください」と対策を呼び掛けています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)