仕事・人生
「これって、ふたりの問題だよね」 安田美沙子さんが夫と向き合った不妊治療 意識を変えた「メールでの本音」と今
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インタビュアー:井上 千椿

3月8日は「国際女性デー」です。「Hint-Pot」では「私の選択、私の幸福」にクローズアップし、タレントの安田美沙子さんのインタビューをお届けします。ライフワークとして続けるランニングや、キッチン用品のプロデュースなど、自分らしい選択を重ねながら多面的なキャリアを築いている安田さん。プライベートでは不妊治療を経て、2児の母としてにぎやかな毎日を送っています。不妊治療をテーマに、向き合った日々と思い、そして今感じることについて伺いました。
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結婚後なかなか授からず、専門のクリニックへ
仕事、家庭、そして自分時間を大切に、活躍の場を広げる安田さん。結婚したのは2014年3月、31歳のとき。2016年に不妊治療を開始し、2017年5月に長男、2020年2月に次男を出産しました。
――不妊治療を始めたきっかけを教えてください。
安田美沙子さん(以下、同)「入籍から1年後に式を挙げて、そこから妊活をしたのですが、なかなか授からなくて。仕事で知り合ったスタッフの方が不妊治療をしていて、『良いクリニックがあるよ』と紹介してくれたんです」
――30代前半で不妊治療を始められたのですね。治療はどのように進んだのですか。
「もともと20代の頃に子宮内膜症を患い治療をしていたのですが、不妊治療のクリニックでいろいろと検査をしてみたら、卵管が詰まっていることがわかりました。卵管造影検査(卵管の通りを確認する検査)をしたら、卵管の癒着があったんです。先生から『手術をしますか?』と聞かれて、すぐに『はい、します』と」
――卵管の手術をすることは、即決だったんですね。
「そうですね。クリニックに通い始めて割と早い段階で、卵管の癒着を取るための腹腔鏡手術をすることに決めました。今振り返ってみると、最初は『不妊』ということをどこか認めたくない思いがあったのかもしれません。たまたまタイミングが合わないからできなかっただけなのかな、とか。でも、検査をして理由がわかったことで、次はこうしようと前向きに選択し、行動できるようになりました」
「究極の面倒くさがり屋でせっかち。悩むのも面倒だと」
――不妊治療は「選択の連続」といわれますが、迷いはありませんでしたか。
「卵管の手術をして、癒着はある程度改善したのですが、先生からはこのままではタイミング法や人工授精では妊娠しにくいと言われました。体外受精にステップアップするかどうかの話になったときも、迷いはあまりなくて、私も『はい、そうします』と。よくおっとりしていると見られることが多いのですが、実はせっかちな性分で。時間をかけて悩んで、選んでというよりも、次々と決めていった感じです」
――普段から、物事を決めるのは早いほうですか。
「はい。私は究極の面倒くさがり屋で、それもあって、せっかちなんです。うじうじと悩むくらいなら、進んじゃったほうが良いかなと。時間がもったいないし、悩むのが面倒だと感じてしまう(笑)。なので、不妊治療でもいろいろと決断するのは早かったと思います。治療を始めて、検査をしたことで、なかなか授からない原因が早くわかって良かったなと、そのことを受け入れて、治療への次のアクションへとつなげていけたのは良かったなと思います」