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薬剤師が教える「やってはいけない」薬局の使い方 利用者のプラスになる、知っておきたいマナーとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

知っておきたい薬局のマナーとは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
知っておきたい薬局のマナーとは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 病院での診察を終えたあと、処方箋を持って向かう薬局。「単に薬剤師から薬をもらうだけ」と思っている人も多いかもしれませんが、私たちが思う以上に、治療において大切な役割を担っています。薬局を利用する際に、知っておいたほうが良いことはあるのでしょうか。薬局利用時のマナーについて、現役薬剤師の浦上秀士さんに伺った本音から探ってみましょう。

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薬剤師が窓口で改めて症状を聞くワケ

「さっき病院で先生に説明したのに、なぜまた薬剤師さんに症状を聞かれて、同じことを説明しなくてはいけないの?」

 診察を終え、処方箋を持っていった薬局の窓口で、そう思った経験もあるかもしれません。浦上さんは、薬剤師のこの対応を次のように話します。

「薬剤師の仕事は、処方箋に書かれた薬を準備するだけではありません。その処方が患者さんの症状に対して適切かを確認することも、重要な仕事のひとつです。薬局窓口でのやりとりは『処方薬が、あなたの症状に対して適切か』を検証する役割も担っています。だからこそ、薬局の窓口では『今日は○○の症状で診てもらいました』と、ぜひ教えてください」

 質問に答えることで、薬剤師が医師の処方の意図を確認でき、よく似た名称・用量の違いや、用法のずれに気づける場合もあるそうです。もちろん、薬局へ行くときは体調が悪かったり、急いでいたりすることもあるかもしれません。しかし、薬局での応答は自身の症状を緩和・改善するための治療の一部と考えて、面倒がらずに答えると利用者側のプラスになるでしょう。

 自分の服薬情報を薬剤師に伝える方法として、便利なのが「お薬手帳」です。うっかり忘れることがあるかもしれませんが、慌てる必要はないそう。

「来局したことがある方であれば、以前の併用薬からの変更があるかを伝えていただけるとスムーズです。覚えていないこともあるかもしれませんが、マイナ保険証があれば、提示していただくと併用薬の確認に役立ちます。ただ、反映に時差があるところもあるほか、本人への確認が重要なので、こちらもお聞きする形になります」

 自分はどんな症状で、どんな薬を処方されて飲んでいるのか。医師任せ、薬剤師任せにせず、自分の服薬状況を把握しておくことも、薬局を上手に利用するために必要なことなのかもしれません。