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「なにもしないから!」ベビーカーに見知らぬ女性が…トイレ前での一幕に「日本も捨てたもんじゃない」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

トイレの行列待ちでの温かい声かけが話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
トイレの行列待ちでの温かい声かけが話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 小さな子どもを連れてのトイレは、何かと気を遣うものです。おむつ替えや着替えに対応していたり、ベビーカーと一緒に入れるような広めの個室は限られており、行列になると「いつ入れるのか」と焦ってしまう経験をした人も多いでしょう。商業施設のトイレで見知らぬ女性から思いがけない親切を受けた体験談が、SNSで話題を呼んでいます。投稿者の女性に詳しい話を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

子連れでトイレの行列を待っている最中、年配の女性から思いがけない申し出が

「ベビーカーで次男とトイレに入ったら行列。先頭は同じくベビーカー。個室はいっぱいあるものの、ベビーカーが入れる広めの個室は1つのみ。待てど暮らせど広めの個室が空かなくて困ってたら、私よりあとに来てもう用を済ませたおばさまが『ベビーカー見ておくから行っておいで!』と声をかけてくれた」

 今月中旬、SNS上で話題を呼んだ子連れでのトイレを巡る投稿。20代で2歳と0歳の男の子2人を育てる女性は、思いがけぬ申し出に驚いたものの、「なにもしないから大丈夫! 他のみんなで見てるから!」という言葉を受け、信頼してベビーカーを預けたそう。トイレを済ませると数人の年配女性が子どもをあやしてくれていたといい、「出てお礼を伝えたら『いいのよ、気付かなくてごめんね、かわいい赤ちゃん堪能させてくれてありがとう』と言ってくれて、非常にハッピーな気持ちになった。実世界には優しい人が多いし、日本もまだまだ捨てたもんじゃないな」と率直な思いをつづっています。

 投稿は拡散。「世の中には本当に天使のような方がいますね」「子育てしてると、こういう優しさがどれだけありがたいか身に沁みますよね」「わたしもやりますこれ!」と共感の声が広がる一方、「同じ声かけをした事がありますが、『結構です!』と言われた経験あり。その後は声かけできなくなりました」「こういうのって本当に助けてあげたいんだけど声かけたら不審がられるかなとか躊躇してしまう」といった声も寄せられました。善意の一歩を踏み出す難しさを感じている人も少なくないようです。

 当時の状況について、女性は「商業施設のトイレでの出来事です。小さい個室が10~15室ほど、おむつ替えシートがある広い個室が1つありました。普段はあまり混まない時間帯ですが、その日は先頭にベビーカーがいて並んでいました。狭い個室が空くたびに他の方に先に入っていただいていました」と説明。トイレを我慢するなか、見知らぬ女性の一声が、疲れた心にじんわりと染み渡ったそうです。

 一連の反響について、女性は「こんなうれしいことがあった! という気持ちで投稿しました。『見ず知らずの人に見てもらうなんて考えられない』といった意見もありましたが、今回はトイレが混雑しており第三者の目が多かったことからお願いすることにしました。思ったよりも多くの方に見ていただいていて驚いています」と思いを吐露。その上で「困っているママに声をかけている方がたくさんいたので、現実世界では優しい方が多いなと実感できました。自分も余裕のあるときには行動しようとあらためて思わされました」と語っています。

 日常の中にある小さな助け合いの力。「日本もまだまだ捨てたもんじゃない」という投稿者の言葉は、多くの人の胸に響いたのではないでしょうか。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)