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電車内でベビーカーのママが直面、マーク表示スペースに立つ人が…迷う声かけ 悩みに共感や助言続々

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

ベビーカーの電車移動に悩みは多い(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ベビーカーの電車移動に悩みは多い(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 電車内のベビーカーマークがあるスペースに入りたいのだけれど、ずっと立っている人たちがいる。「気付いてないのかな?」――。生まれたばかりの赤ちゃんをベビーカーに乗せてJR山手線で電車移動していたママさんが、悩ましい気持ちになった出来事について明かしました。公共交通機関や公共施設においてベビーカーを安心して利用できる場所・設備を示す「ベビーカーマーク」が掲示され、濃いピンクで色付けされた電車内のスペース。一方で、認識しているのかどうなのか、スペースに2人の男性が立ったままでいたそうです。子育て当事者のもやもやする葛藤。都内在住で1児を育てる30代女性に話を伺いました。

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「丁重に声をかけたらめちゃくちゃ怒鳴られたことあるから怖い」 つらい告白も

 今年4月に長男を出産した女性。現在育休中で、仕事を含めて山手線の利用が多いとのことです。

 平日の午後2時ごろ、夫と赤ちゃんと一緒に山手線に乗車している際の出来事。「マークが表示されているスペースに男性2人が、壁によりかかって立っていらっしゃいました。別々で乗車したようでいずれも20~30代と思われる方々で、お二人ともスマホを見ていらっしゃり、その間で何回か目が合いましたが、譲っていただけることはなく、お二人とも我々より先に降車されていかれました」と振り返ります。ベビーカーマークと「車いすマーク」が表示されているスペース。女性側から声をかけようかどうか迷ったそうですが、結局、連結部分のドアの前にベビーカーを止める形で乗ることになりました。

 出産してベビーカーを使うようになって、移動の大変さを実感。普段からマークが表示されたスペースを探しているそうです。

「ベビーカーに子どもと荷物を乗せていると意外と重く、電車の揺れでベビーカーが動いてしまい、他の方にご迷惑をおかけしたり、子どもの落下のリスクなどもあります。なので乗車後は極力ベビーカーのストッパーを使ってしっかりと固定して車体を止め、安全性の高い状態で乗車したいと思っています。ただ、電車のドアの真ん前の位置でベビーカーのストッパーをかけて止まってしまうと、他の方の乗降にご迷惑をおかけしてしまうことも理解しています。極力ベビーカースペースを活用してそこにストッパーで止めておきたいと考えている背景もあり、普段から事前にそのスペースがある箇所を把握して、駅構内で該当車両を狙って移動したうえで乗車しています」と明かします。

 今回の出来事を受けて、「邪魔にならないよう、なるべく迷惑かけないところに立っていたいのですが……」。女性はもどかしい思いになり、SNSに投稿。多くの反響がありました。

 ネット上では「これ本当によく見るけど、迷惑ですよね」「そこが車椅子やベビーカースペースという認識がすっぽり抜けているだけの人は多いので、普通に声をかけていいと思いますよ」「『これってそういうスペースだったんだ!知らなかった!』という人もおりましたので、やんわりお声掛けするようになりました」「私は性格的に声掛けづらく、1人アタフタしてしまいます」「丁重に声をかけたらめちゃくちゃ怒鳴られたことあるから怖い。命よりも大切な子供が一緒だから、つい何も言えなくなっちゃうな……」「危険なので関わらないほうがいいと思います」など、同じママさんの体験談を含めて多くの声が寄せられています。

 女性は「最初の投稿時は、『目の前に立っている方々が、このエリアの存在に気付いていないのか、意図的にそのエリアに立って譲らないようにしている人なのか分からない』ということに対してママ仲間に悲しかった気持ちへの共感や、どう思うか意見を求めるような軽い思いでした。伝えたかった思いが明確にあったわけではなかったので、投稿後は思わぬ量の反響をいただき、大変驚きました。多くの助言をいただけたのが率直にありがたかったですし、同じ悩みを持つ方がここまで多いことには大変驚きました」と話します。

 国土交通省や交通事業者団体、子育て関連団体などで構成する「子育てにやさしい移動に関する協議会」は公表資料を通して、ベビーカー使用者に向けて、「周囲の方との接触や運行の妨げなど、ベビーカーの操作には気を付けましょう」と呼びかけ。電車やバスの乗車時で困った際には「遠慮せずに手助けをお願いしてみましょう」と促しています。また、「周囲の方へ」として「電車やバスでは、ベビーカーは折りたたまずに乗車することができます。ベビーカー使用者には、温かい気持ちで接し、見守りましょう」などと啓発を発信しています。

 女性は「今回、さまざまな反響をいただき、多くの方が同じ課題を抱えていることや、いろいろな方が講じている対策なども教えていただきました。このスペースの認知度がまだ低いこともよく分かりましたし、悲しい経験をしている人たちがいることも分かりました」と実感を語ります。