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オーバーツーリズムやマナー問題が話題でも 外国人が「一生に一度」と願う日本の風景とは
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近年は桜の名所に人が集中し、混雑やマナーをめぐる問題も取り沙汰されています。それでもなお、人々が「一生に一度は見たい」と願うのが、日本の桜です。ハワイ在住の主婦ライター・i-know(いのう)さんは、ある新婚カップルから日本の桜にまつわるエピソードを聞き、温かい気持ちになったのだとか。第102回は「桜の下でプロポーズ」です。
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満開の桜を目指して1年前から準備する人も
訪日外国人観光客があふれ、オーバーツーリズムが叫ばれている昨今。私が暮らしているハワイから日本を訪れるロコ(ハワイの人々)は、とても多いです。
私の周囲では、ハワイの学校が夏休みになる6~7月に日本を訪れるファミリーが多いですが、その次に人気なのが春。「日本で満開の桜を見ること」は、彼らのバケットリスト(生きているうちにやりたいことを書き出したリスト)の上位にランクインしています。
なんと、桜を見るために1年前から長期休暇を取り、航空券とホテルを押さえてしまう人も! それでも満開の時期を逃してしまい、「また絶対にリベンジする」と意気込んでいる人も少なくありません。
「今から中目黒に行こう!」 早朝に始まったサプライズ
先日、30代の新婚カップルと話をする機会があり、日本の桜にまつわるこんなエピソードを聞きました。
ミッシェルさんはハワイ生まれ、ハワイ育ちの日系3世。高校、大学で日本語のクラスを受講していたほど、日本の文化が大好きです。一方、夫のウィルさんは、アメリカ本土出身のヨーロッパ系アメリカ人。日本のアニメが大好きで、お互いに日本が大好きな点で意気投合し交際へ発展、そして結婚に至ったそうです。
そんなふたりが結婚する前、ある年の4月に日本を訪れたときのこと。ウィルさんは「今から中目黒に行こう!」と、朝7時にミッシェルさんを誘いました。ミッシェルさんは「どうして、こんなに朝早くに?」と不思議に思いながらも、ふたりで中目黒に向かったそうです。
運良く桜は満開。しかも早朝だったため人出も少なく、目黒川沿いをのんびり歩きながら花見を楽しんでいました。
そのときです! 橋の上で突然、ウィルさんはひざまずき、ミッシェルさんに指輪を差し出してプロポーズしました。
