Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ドバイチョコは太りやすい? 通常のチョコとの違いとは カロリーと脂質を比較

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

人気のドバイチョコ(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
人気のドバイチョコ(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 大ブームのドバイチョコ。ピスタチオの濃厚な味わいやザクザクとした食感が人気で、最近では進化系の商品も登場するほどです。普通のチョコレートと比べて、カロリーや脂質量に差はあるのでしょうか。食べるならどちらが良いのか、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。

 ◇ ◇ ◇

ピスタチオクリームとカダイフが特徴のドバイチョコ

 ドバイチョコとは、アラブ首長国連邦のドバイ発祥とされるチョコレート菓子です。ピスタチオクリームとカダイフ(小麦粉やトウモロコシ粉でできた極細麺)をチョコレートで包んだもので、SNSで話題となり世界的に人気を集めました。

 ここ1~2年で日本でも注目度が高まり、チョコレート専門店や高級スーパーマーケット、輸入食料品店などで販売されるようになりました。最近では、コンビニや飲食店でもドバイチョコをイメージした手頃な商品が登場し、人気が広がっています。

通常のチョコレートと異なる栄養成分はある?

「進化系」と呼ばれるドバイチョコも登場しており、商品によって栄養価や成分には多少の違いがあります。ただ、一般的なドバイチョコは、カロリーや脂質量などの面で、通常のチョコレートと大きな差はありません。

 そもそもチョコレートはカカオバターを多く含むため、高カロリー、高脂質の食品です。ドバイチョコも同様に、100グラムあたり550キロカロリー前後、脂質は40グラム前後とされ、一般的なミルクチョコレートやホワイトチョコレートとほぼ同程度です。

 また、ドバイチョコにはピスタチオが使われているため、たんぱく質をはじめ、オレイン酸やリノール酸などの質の良いと油と言われる不飽和脂肪酸、食物繊維などを含むと考えられます。ただし、その量は多くはないため、全体の栄養バランスを大きく左右するほどではないでしょう。

 さらに、特徴的な素材であるカダイフは、小麦粉やトウモロコシ由来のでんぷんを主原料で、主成分は糖質です。栄養補給のためというよりは、食感を楽しむための要素だといえます。

高カロリーで高脂質のお菓子 特別感あるおやつとして楽しもう

 ドバイチョコと通常のチョコレート、食べるならどちらが良いかという点では、基本的に栄養面で大きな差はないので、好みで選ぶのが良いでしょう。

 もし、栄養を意識する場合は、カカオ分の高いチョコレートを選ぶのもひとつの方法です。カカオ由来のポリフェノールは、抗酸化作用などが期待されます。

 ただし、いずれも高カロリー、高脂質の食品です。厚生労働省と農林水産省が策定した「食事バランスガイド」では、お菓子や嗜好飲料は1日200キロカロリー程度までが目安とされています。

 ドバイチョコも通常のチョコレートも、毎日食べるものではなく、特別感のあるおやつとして、食べすぎに注意しつつ、たまに楽しむのが良いでしょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾