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「夫は“食い尽くし系”なのかなと心配」家族のドーナツを“ほぼ食べ尽くし”た夫 「俺の分は?」発言に妻が感じた違和感

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

父のお土産のドーナツの半分以上を夫が食べてしまったのに…(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
父のお土産のドーナツの半分以上を夫が食べてしまったのに…(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 なにげない出来事でも、受け取り方の違いによっては、夫婦関係に影を落とすことがあります。家族で分けるはずだったドーナツをめぐり、思わぬすれ違いが生じたという女性。悪気があるのか、それとも価値観の違いなのか。小さな違和感の裏にある問題について、夫婦カウンセラーに話を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

10個中6個食べた夫から驚きの発言

「同居している父が、家族にドーナツを買って帰ってきた日のことです」

 そう話すのは、神奈川県在住の本田匡子さん(仮名・30代)。匡子さんは現在、実の両親と夫の4人で暮らしています。母親の体調面への不安や今後の生活を見据え、夫と相談のうえ最近、実家での同居を始めました。

 匡子さんの父親は甘い物が好きで、ときどき家族にドーナツを買ってきてくれるのが習慣でした。

「父と母、私に2個ずつで、毎回6個前後購入します。父は、体の大きな夫には2個じゃ足りないだろうと、この日は合計10個買ってきてくれました」

 その日は父の帰宅が夕飯後だったこともあり、ドーナツはそのままにして、翌朝みんなで食べようということになりました。ところが翌朝、箱を開けた匡子さんは違和感を覚えます。

「ぎっしり入っていたはずなのに、4個しか残っていなかったんです」

 流し台には使いっぱなしの食器が残っており、状況から夫が食べたのだろうとすぐにわかりました。

「夫は帰りが遅いので、お腹が空いていたのかなとは思いました」

 そのため、残っていた分を3人で分けて食べることにしたといいます。しかし、その後起きてきた夫が、思いがけない言葉を口にしました。

「俺の分は?」

 すでに6個も食べていることを伝えても、「残しておいたのに」と納得がいかない様子だったといいます。

「残り4個のうち1個は自分の分だという認識だったみたいで……」

 以前から、気づくと家にあったお菓子が減っていることがあり、その都度深く気にしてはいなかったものの、このときはさすがに引っかかりを覚えたといいます。

「食べること自体はいいんですけど、“みんなで分けるもの”っていう感覚がないのかなって……夫はいわゆる“食い尽くし系”なのでしょうか。あまりの価値観の違いに、今後の同居生活も不安です」

 悪気があるのか、それとも単なる考え方の違いなのか。はっきりしないまま、小さな違和感だけが残っているといいます。