育児・家族

液体ミルクが発売されて1年 使用したことがあるママは約10倍に 災害への備えに限らず普段使いも

著者:Hint-Pot編集部

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災害時での活用が注目される乳児用液体ミルク。ママたちの利用実態とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
災害時での活用が注目される乳児用液体ミルク。ママたちの利用実態とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

外出や旅行時に もしもの時の練習のために飲ませてみたという声も

 豪雨や地震など相次ぐ災害がきっかけで、乳児用の液体ミルクが注目されています。飲用水の確保が難しい災害時のために、備蓄する自治体も増えているようです。今月11日で東日本大震災から9年、そして日本初の「乳児用液体ミルク」(液体ミルク)が発売されてから1年が経とうとしている今。乳児を育てるママに「液体ミルク」についての調査をしたところ、認知率が上昇していることが分かりました。実際に使用しているママは4割近くに。すると災害時に限らず、外出や旅行時などでも活用している実態が明らかになりました。

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 調査は、ママと専門家をつなげるプラットフォーム企業、株式会社ベビーカレンダーが2484人のママを対象にアンケート調査。まず、液体ミルクについて知っているかという問いには「よく知っている(31.8%)」「まあ知っている(58.4%)」という回答結果に。約9割ものママが液体ミルクを知っており、認知率の高さが明らかになりました。

 実際に液体ミルクを子どもに飲ませたことがあるかについては、37.2%のママが「はい」と回答。約4割のママが、液体ミルクを使用した経験があることが分かりました。同社が2018年12月にママ(699人)に同様の質問をした際には「はい」と回答したママは全体のわずか4%程度であったことから、この1年余りで液体ミルクの使用率は約10倍に上昇したことに。

 続いて、液体ミルクを使用したことがあるママを対象に行った「お子さんが液体ミルクを飲んでくれたかどうか」という質問については「常温で飲んでくれた(75.0%)」「常温では飲まないが、温めると飲んでくれた(15.8%)」と答え「飲んでくれなかった」という回答は9.2%でした。つまり、9割近くの赤ちゃんが常温または温めることで、液体ミルクを飲んでくれたということが判明。

 液体ミルクは、普段赤ちゃんが飲んでいる母乳または育児用ミルク(粉ミルク)と味や温度が違うため、飲んでくれないのではと不安に感じるママも多いかもしれませんが、今回の結果からは、多くの赤ちゃんが液体ミルクを飲んでくれることが分かりました。

 液体ミルクのメリットとしては、1位「常温でそのまま飲ませることができる(87.0%)」、2位「外出先での授乳に便利(76.1%)」、3位「調乳の手間が省ける/時短になる(74.8%)」といった使い勝手の良さがトップ3に。「いざという時の備えとしてあると安心」や「長期保存ができる」という声も多くありました。

 一方、デメリットと感じる点としては1位「価格が高い(74.7%)」「飲み残しを捨てなくてはいけない(68.5%)」「量が中途半端(50.1%)」という、コストパフォーマンスを気にする声が上位になりました。

 どんなシーンで液体ミルクを使用したのかという問いには、1位は「外出・旅行時(69.2%)」、2位は「急いでいる時・時間がない時(24.0%)」、3位は「家族・委託した保護者に赤ちゃんを預ける時(23.9%)」という結果に。特別な時に限らず、粉ミルクのように液体ミルクを日常にも取り入れているママが多いようです。その他の回答では、行事やイベントなどで母乳での授乳や粉ミルクの調乳が難しい状況で使用したという声や、災害などもしもの時の練習のために飲ませてみたという声もありました。