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メーガン妃とヘンリー王子 長男をカナダに残した“本当の理由”をインタビューしたジャーナリストが証言

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】

エリザベス女王が“悲しんだ”とされる決断の裏には新型コロナウイルス感染拡大が影響

 最後の一連の公務を終え、メーガン妃はすでに長男アーチーくんの待つカナダ・バンクーバー島にある豪邸に戻り、毎日2時間森の中を散歩を楽しんでいると報じられている。ハイキング中に出会った地元の人たちが「とても親切だった」と証言するなど、カナダでの生活を大満喫している様子が伝わってくる。しかし、ここに来て93歳のエリザベス女王が“悲しんだ”と言われ、“意地悪”な決断という批判も生まれた先日のアーチーくん抜きの英国帰国について新たな情報が明らかになった。アーチーくんを連れてこなかったのは、まだ生後10か月のため長旅には「幼すぎる」という理由もあったが、本当の理由は別にあったことが明らかにされた。

 ◇ ◇ ◇

 英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、ヘンリー王子をインタビューしたジャーナリストのブリオリー・ゴードン氏が、メーガン妃とヘンリー王子がアーチーくんをカナダに残したのは「コロナウイルス感染を避けるため」と証言した。

 確かに3月上旬の段階では、英国内の感染者数はほんの少数だったが、現時点では1000人を越え、2人の滞在中に感染者が急増。また最後の公務となった現地時間9日の「コモンウェルス・デー」の式典から2日後には、世界保健機関(WHO)が「パンデミック」を宣言した。

 ちなみに高齢であるエリザベス女王、そしてチャールズ皇太子もここ最近の公務での握手は避けている。皇太子は握手をしそうになり大慌てで手を引っ込める様子や、握手の代わりに手を合わせて頭を下げる様子がインドの伝統挨拶「ナマステ」のようだと話題になった。

 こうした状況になると、生後10か月の赤ちゃんの両親としては、息子の安全を第一に考え、今回はカナダに残すという決断をしたのもうなずける。

 しかしそれでも、王室の広報官だったディッキー・アバター氏は「(アーチーくんをカナダに残す決断は)意地悪で思慮が浅い行為。エリザベス女王は4月で94歳と高齢で、アーチーくんと会う機会も限られている」と話して、2人の決断に異を唱えている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)